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2009年3月31日火曜日

19.マイクロバブルと風呂(その5) ‐‐発生ノズル無しでマイクロバブル

 この3日ほどはマイクロバブル発生ノズルを外した状態でお湯を入れ、タオルでマイクロバブルを発生させていました。
 今朝、ノズルを外していることを忘れていて、その状態でお湯を入れていました。今日はやけに薄いなあと思いながらホースを見ると、発生ノズルがありません。それでもマイクロバブルが僅かに発生していました。よく見ると泡径は少し大きいようでした。
 栓を全開にしてマイクロバブルが発生するのを確認したことがなかったので、少し驚きました。

 この間、風呂での変化を注目しているので色んなことを経験しました。
①寒い季節の水道水を風呂の温度にすると、溶け込んでいる気体は飽和状態近くになっていることが分りました。
②浴槽の中でタオルを揉洗いするとわりと濃いマイクロバブルが発生すること。
③ノズル無しでガランの栓の調節でキャビテーションを起こせば意外と濃いマイクロバブルが発生すること。
④ノズル無しで栓を全開した状態で、僅かではあるがマイクロバブルが発生すること。
⑤発生ノズルを付けて栓をほんの少し開きキャビテーションが起らない状態でお湯を入れると浴槽の底に直径2mm前後の泡が沢山発生すること。
⑥その状態のままノズルでキャビテーションが起きる位に栓を開くと一時的に底が見えないくらいに濃いマイクロバブルが発生します。


 私はこのブログを始めてマイクロバブルについて認識を深めています。

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2009年3月30日月曜日

18.ちょっと得した気分(その3)――再現テスト:タオルでマイクロバブルを発生

 ちょっと得した気分(その2):タオルでマイクロバブルを発生 させましたが、今日その再現テストを行いました。
 浴槽の中にシャンプー等が無いように、きれいに洗いました。シャワーヘッドを外し、ホースを浴槽にいれお湯を張りました。半分位溜まった頃、テスト開始。
 タオルを桶で洗い、お湯を汲み変えて3回洗いました。お湯に入らずに、そのタオルで10回ほど「ゴシゴシ」揉洗いをすると、4秒位すると薄っすらと濁ってきました。昨日より少し薄いようでした。
 次に浴槽に入り揉洗いすると、昨日と同じくらいの濃さになりました。再現することは出来ました。
これを2回繰返した時、ホースの先をタオルで包んだらどうなるんだろうと思い、タオルを2つに折り、さらに2つに折ってそれで出口を覆いました。水圧でマイクのように膨らみ、マイクロバブルが発生しました。でも揉洗いの半分ぐらいの濃さでした。泡径が少し大きなものが混じっているようでした。そのままの状態でタオルを小さく揉洗いすると、細かいマイクロバブルになりました。
 膨れたタオルを素早く数回握り潰すとミリサイズの泡も少し発生しました。
 お湯を止め数分後に浴槽内で「ゴシゴシ」と揉洗いをしましたが、薄っすらとわずかに濁っただけで、前回のように部分的に底が見えなくなるような現象はありませんでした。この現象は再現できませんでした。

2009年3月27日金曜日

17.ちょっと得した気分(その2)――タオルでマイクロバブルを発生

お得な気分とは何でしょうか。
前回(6項)、 「マイクロバブル発生ノズル」を使用しないで「マイクロバブルバス」に入ることが出来る「裏技」があります。本当は「裏技」ではなく「コツ」ですと書きましたが、今回は「裏技」になると思います。
①前回は風呂場にあるお湯と水の混合栓の調節でマイクロバブルを発生させました。
②今回は「タオル」でマイクロバブルを発生させます。

今朝、久々に普通の風呂に入ろうと思いマイクロバブル発生ノズルを外してお湯を入れました。6分目ぐらい溜まったのでかけ湯をし桶でタオルを洗うと白く濁りました。あれ!と思い、再度浴槽からお湯を汲みタオルを洗ってみると白く濁りました。マイクロバブルが発生していました。浴槽の中でタオルをゴシゴシすれば、マイクロバブルが発生することを期待しながら入りました。お湯はホースを浴槽に入れ栓を全開にして出したまま。
お湯の中でタオルを両手で「ゴシゴシ」揉むと予想どうりマイクロバブルが発生し白く濁りました。意外と濃く濁りました。1分ぐらいすると澄んできたので、再度揉むと同じぐらいの濃さのマイクロバブルが発生しました。3回同じことを繰返しました。
お湯を止め、風呂から上がり服を着てから別のタオルで試してみました。10回ぐらい揉み洗いすると直ぐにほんの少し薄っすらと濁りました。お湯を止めるとこんなものかと思っていると、数秒後にモクモクと白く濁りだし部分的には底が見えないくらいにマイクロバブルが発生しました。
今日は「普通の風呂」に入ろうと思っていたのに、裏切られたようで複雑な気持ちです。 でもいい発見をしました。
目視では分りませんでしたが、微量にシャンプー等が浴槽内に残っていた可能性もあるので、後日、正確に再現テストを行います。

皆さんも試してください。水道水を屋上などの貯水槽に溜めるタイプだと、水圧不足が生じる場合があり、薄いマイクロバブルの発生になるかもしれません。
①シャワーヘッドを外し、ホースを浴槽内に入れます。
②栓を全開にしてお湯を張ります。 (衝撃を少なくして)
③お湯が溜まったら、タオルを両手で「ゴシゴシ」10回ほど揉み洗いします。
④しばらくするとマイクロバブルが発生します。

2009年3月25日水曜日

16.マイクロバブルと風呂(その4)――マイククロバブルの濃さは水圧に関係

2008年12月9日(火)午前10時49分

 昨日の再現実験をした。マイクロバブルが発生しない圧に設定した。
 底の泡は昨日より少なく半分以下だった。設定温度43度。
今日は2回かけ湯をして浴槽に入った。薄っすらと濁るまでに15秒以上かかった。
次にヘッドを外したが、マイクロバブルは発生しなかった。ノズルは静かだった。かすかにキャビテ-ションが起る音がするまで蛇口をひねると濃い濁りになった。ノズルを手で持って膝の所に置いていたので、上の方から濃い濁りが発生しているようだった。しかし、長続きせず、10秒近くで右の写真ぐらいの濃さになった。慌ててビデオカメラで撮影した。
 今日までの実験で、マイクロバブルの密度が濃くなったのは、水圧が大きく関係していることが分った。
 

15.マイクロバブルと風呂(その3)――浴槽に直径2mm前後の泡

マイクロバブルと風呂(その2)の続きを始めます。 発生ノズル:「OKE-MB01FJ」を使用。

2008年12月7日(日)午前8時24分
昨日、キャビテーションが起る時点でテストしてみた、少し濃くなったけれども、5日のようにはいかなかった。もう少しじっくり構想を練ることにする。

2008年12月8日(月)午前10時10分
今日も再現できるか実験した。
シャワーヘッドからマイクロバブルが目視で出ていない位の水圧にしてお湯を溜めた。3分2ぐらいまでお湯が溜まっていた。また不思議なことが起った

1. 浴槽の底に直径2mm前後の泡がついていた。シャワーヘッドにもついていた。
2. この状態でお湯をかぶらずに風呂に入ると、すぐに少しマイクロバブルが発生し薄っすらと濁った。
3. シャワーヘッドを外すとノズルからはそんなにマイクロバブルは発生していないようだったが、4秒後には一瞬に濃く白濁した。1回目の時よりわずかに薄い。
4. 数分後には半分位の濃さになった。その後少しづつ薄くなり、通常より少し濃い程度に治まった。

1項の状況は、田んぼでの実験の時、田んぼの底に発生したキャビア状の泡と同じようなものであった。これは写真撮影した。

この泡はノズルを通させずに発生するか、実験する。また水でもなるか実験する。

14.マイクロバブルと風呂(その2)――全くマイクロバブルが無い

前回、マイクロバブル発生ノズル「OKE-MB02RJXを12月に試したことを書きましたが、12月の日記を見ていたら、面白い現象について書いていました。「4.ステルスマイクロバブルもどき」「5.ステルスもどき発生のメカニズム」に結論だけ書いていますが、それを書くきっかけになった日記をそのまま数回にわたって転載します。


2008年12月5日(金)午前11時55分

今朝、不思議な現象があった。透明なシャワーヘッドを付けてマイクロバブルを発生させながら湯をいれた。気が付くと満杯近くになっていた。ところが全くマイクロバブルが無い。最初はお湯が出ていないと思い蛇口を開いたが、全開に近く開いていた。不思議に思ったが、そのまま風呂に入った。変化はなかった。ノズルだけにしたら変化するか知りたくなった。シャワーヘッドを外した瞬間はマイクロバブルの発生はなく、1~2秒後に「プチ」と音がして凄い勢いでマイクロバブルを噴射し始めた。たちまち浴槽の底が見えないくらいに白く濁った。数分間しても濁ったままだった。
この現象を再現できたら凄い発見になると思いすぐに再現テストをやってみたができなかった。この現象が起った原因は何だろうか。
今思い付く原因は、「水圧」ではないかと考えられる。ヘッドを付けるとマイクロバブルは発生せず、ヘッドを外すと発生するような水圧が存在するのではないか。
その時の状況を箇条書きにする。
①起った時刻はAM9:30頃。
②ヘッドは手前壁側に向いていたかも知れない。水面が下から水がゆっくりと湧き上がるように見えた。お湯は浴槽満杯状態。あと数ミリで溢れるところ。
③キャビテーションの音は感じない位に静かであった。
④風呂に入っても変化は無かった。お湯は透明のまま。
⑤シャワーの勢いは変わらないと感じた。
⑥ヘッドを外して数秒後に「プチ」という音がした。その瞬間からマイクロバブル発生。
⑦簡易加圧溶解タンクを使用した位の濃さに近かった。

もう少し仮説を推敲してから実験してみようと考えている。
続きは「15.マイクロバブルと風呂(その3)で。

2009年3月23日月曜日

13.マイクロバブルと風呂(その1)――マイクロバブルバスは「プチ温泉」気分


マイクロバブルは凄い力を持っています。今では通常牡蠣の養殖は出荷まで2年かかるのに1年で出荷、30年ぶりに「ワカ」(身が柔らかくジューシーで非常にうまい)が復活した事実です。
今、マイクロバブルは私のライフワークになっています。
私はマイクロバブルを9年間研究しています。東大阪金属加工グループHIT で3年間、マイクロバブルの初歩から学びました。徳山高専を訪問し大成氏の話を聞き、実験状況を視察しました。また、大成氏の特許にもとづいてモジュラー式の発生ノズルを設計、アクリルで製作。色々なパターンに組替えノズルの効率など基礎的実験を2年近く行いました。その時の実験場所は自宅の風呂と東大阪産業技術支援センターでした。支援センターで実験するまでの発生ノズル製作とマイクロバブル発生の基礎実験は自宅の風呂で行いました。

その時以来、マイクロバブルの風呂に入っています。マイクロバブルバスに入ると入るだけで「垢」が浮いてきます。シャワーヘッドを付けて浴槽で頭にかけると油分が落ちているのが分ります。また、マイクロバブルバスに入ると「プチ温泉」気分になります。毎日入るのであれば、シャワーホースにマイクロバブル発生ノズルを取付け、薄っすらと白濁した風呂に入るほうを薦めます。

私はマイクロバブルバスを「牛乳色」にする為に「簡易加圧溶解タンク」を開発し、昨年夏、1週間ほど毎日入りました。気持ちはいいのですが、油が取れ過ぎのような感じで少し違和感を感じました。個人差があるでしょうが「牛乳」のような風呂に入るのは週1回程度がいいのではないでしょうか。

今でも実験を兼ねマイクロバブル発生ノズル「OKE-MB01FJ」をシャワーホースの先端に取り付けてマイクロバブルバスに入っています。また、「OKE-MB02RJX」(秋発売予定)をシャワーホースの根元の取り付けて入ったりしています。

「OKE-MB02RJX」は、S社に供給している「OKE-MB02RJ」の自吸口が無いタイプです。この「OKE-MB02RJX」は冬ですと給湯器からお湯を入れるだけで、湯船の底が見えなくなる位マイクロバブルの密度が濃くなります。
私は12月に始めて試したのですが、その時、驚きました。「簡易加圧溶解タンク」を使用しないでもマイクロバブルの密度が相当上がります。冬だと水道水に溶け込んでいる空気が多いのでこのように濃くなるのは当然ですが、このノズルは特別でした。今は3月中旬なので水温も上がり、同じノズルを使っても浴槽の底は見え始めました。これだけ差が有るものかと驚いています。この状況を秋まで観察しようと思っています。

2009年3月20日金曜日

12.マイクロバブルは低圧(0.025MPa)で発生可能(その2)

 昨日、実験したマイクロバブル発生ノズルは「OKE-MB03FJ」ではなく「OKE-MB01FJ」でした。昨日のブログを訂正しました。
 「OKE-MB03FJ」は今まで製作したFJノズルの中で一番真空度が高いノズルです。真空度が高いほうが低圧でマイクロバブルが発生しやすいと思い、最初に「OKE-MB03FJ」をテストする考えでした。
ところが、最初から水圧0.025MPaの低圧でマイクロバブルが発生したので、てっきり「OKE-MB03FJ」と思い込んでいました。
 後日このノズルもテストします。もっと低い水圧でマイクロバブルが発生するかもしれません。
 また、真空度が‐0.094MPaのノズルもあるのでそれもテストしたい。

 「OKE-MB03FJ」の真空度を実験したデーターがありますのでそれを転記します。No.30のノズルが「OKE-MB03FJ」です。0.3MPaの水圧で噴射すると、ノズル内の撹拌部の真空度は-0.089MPaになります。


最も真空度が高いノズルNo.30‐➂の実験結果(Ⅱ)
実験装置のホース先端(1.6m)にノズルを装着。シャワーヘッドはON,OFF付。
ポンプ吐出量をコントロールして水圧を設定した。吐出圧MAX0.3MPaのポンプ。
① 水圧が0.10MPaでシャワーヘッド無しの時、ノズル撹拌部の 真空度は0.026MPa 
② 水圧が0.15MPaシャワーヘッド無しの時、ノズル撹拌部の 真空度は0.032MPa 
③ 水圧が0.18MPaでシャワーヘッド無しの時、ノズル撹拌部の 真空度は-0.046MPa 
④ 水圧が0.20MPaでシャワーヘッド無しの時、ノズル撹拌部の 真空度は-0.054MPa
⑤ 水圧が0.25MPaシャワーヘッド無しの時、ノズル撹拌部の 真空度は-0.074MPa
⑥ 水圧が0.30MPaでシャワーヘッド無しの時、ノズル撹拌部の 真空度は-0.089MPa
⑦ 逆止弁を付けている状態での 自吸の限度水圧は、0.05MPa

2009年3月19日木曜日

11.マイクロバブルは低圧(0.025MPa)で発生可能



私が開発したマイクロバブル発生ノズルは、水圧0.1MPaで多くのマイクロバブルを発生することは確認していますが、それ以下でも発生します。しかし、数値では確認していませんでした。そこで、200年3月19日に実験することにしました。

実験装置は右の写真のものです。マイクロバブルを確認しやすいように簡易加圧溶解タンクを用い、シャワーホースの先端にマイクロバブル発生ノズル(OKE-MB01FJ)を取付け自吸口は栓をしました。圧の測定は加圧溶解タンク内の圧力とします。

実験結果
0.025MPaの水圧で、わずかですがマイクロバブルが発生しました。2分位で微かに「白っぽく」なりました。圧力計がラフな為それ以上は正確に測定できませんでした。

この結果からすると、河川で言えば、2.5mの落差があり、発生ノズルOK‐MB01FJ「同じ能力の機構」を持てば、自然界でもマイクロバブルを発生している可能性が出てきました。発生ノズルOK‐MB01FJは非常にシンプルな形状なので自然界には無数に有りそうです。
海の場合は、大きな波が岩にぶつかれば0.025MPa以上の水圧が日常的に発生しています。時化(シケ)のときは凄い水圧になっています。

後日、より精密な圧力計を購入し、もっと正確に測定したいと思います。その時には映像にしたいと思ってます。

2009年3月4日水曜日

10.ステルスマイクロバブルは何を示唆するか?

 私はマイクロバブル発生ノズルを研究・開発していて思ったことがあります。
 田んぼの中で濃い「マイクロバブル」を発生しても流速が速いと目視できませんでした。この現象を見て私はある考えが浮かびました。それは「マイクロバブルは日常的に川と海で大量に発生しているのではないだろうか?」と言うことです。マイクロバブルのことを考えると、このことが頭の中をグルグルと駆けまわります。
 このことを親しい知人に話すと「それはあくまで自分の考えだ。仮説だ。」とピシャリ。
 なぜ、このことを気にするようになったのだろうか?

①まず始めは、マイクロバブルに出あった時。
 徳山高専の大成教授が赤潮対策で牡蠣のいかだにマイクロバブルを発生させると、現在2年かかる牡蠣の成長が早く1年で成長しました。これは「わか」と言って30年前には1年で成長していたそうです。単純に「30年前にはマイクロバブルと同じ力があったんだなあ」と思うのと同時に、ひょっとするとマイクロバブルが発生していたのではないかと思いました。
 この時は、単なる思いだけでした。
 私は長崎県平戸市生月町の生まれで小学校3年生からサザエやアワビを採っていました。高学年になると大きな波があってもカツギに行きました。大きな波が岩にぶつかると海中が薄っすらと白く濁ります。今から考えるとマイクロバブルが発生していたのではないかと思います。
 また、冬季、日本海で発生する「波の華」は何んだろうと思います。

②「単なる思い」だけでなく、「もしかして」と思ったのは田んぼで「ステルスマイクロバブル」を見たときです。
実験装置では牛乳のように白濁するのに、田んぼに噴射してもマイクロバブルは見えない。
 この時、思ったことは自然界で「マイクロバブル」が発生されても目視できないと言うことです。滝、堰、落差のある流れでは白い泡が立ちます。泡を発生させる機構は無尽蔵に存在しています。
 これが「マイクロバブル」であるかどうかは判断できませんが、「マイクロバブル」を発生させている可能性はあります。
  このことは環境問題と深くかかわっているので、焦らず勉強したいと思っています。

③私が開発したノズルは意外と低圧でもマイクロバブルを発生していますので、自然界に発生機構が沢山存在するのではないかと思っています。

 開発したノズルが低圧でもマイクロバブルを発生すると書きましたが、数値で示せるように実験します。次回その結果を書くことにします。