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2009年9月28日月曜日

39.マイクロバブルと発生装置作り(その7)――簡易加圧溶解タンクと水槽


(有)OKエンジニアリングの松永です
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簡易加圧溶解タンクの威力     (有)OKエンジニアリング

簡易溶解タンクの動作中を見たいとの問合せ等がありましたのでビデオを掲載します。
このビデオは2009.8.26にデモ用として撮影したものです。
30分位動かした後、ビデオ撮影をしました。(アングル決めにとまどった為。)
➀加圧溶解タンクの機能を無くし、エアーを「自吸させない状態」でも意外と濃度が上がっています。これはテスト前に30分ほど簡易加圧溶解タンクからエアーを溶解させていましたので、飽和状態近くまで気体が水に溶け込んでいたからだと思います。
水道水を水槽に入れ直に「自吸させない状態」でマイクロバブルを発生させた場合は、このビデオの状態よりも僅かに薄い状態です。溶けている気体の量で密度が決まるようです。
➁加圧溶解タンクで空気を溶け込ませると、発生ノズルが見えなくなるくらい白く濁ります。

8月から「簡易加圧溶解タンク」(SUS304製)は受注生産しています。






2009年9月19日土曜日

38.マイクロバブルと発生装置作り(その6)―水槽用MB発生装置の構成


 (有)OKエンジニアリングの松永です
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水槽でマイクロバブルを発生させる場合の要領    (有)OKエンジニアリング

1.マイクロバブルの発生装置の構成
(1)マイクロバブル発生ノズルについて

①「OKE-MB01FJ」のネジは「PF1/2 :4分のストレートガスネジ」です。吐出量は約7 L/min(水圧:
0.15MPa時)です。
一番簡単な方法は、シャワーホースを1本購入しポンプと接続します。ポンプの吐出口のサ イズが
PT1/2orPF1/2であれば、シャワーホースだけで接続できます。サイズが異なる場合は 接続できる
「接手」が必要です。
実験に使用するのであれば、圧力計を設置することをお勧めします。
②「OKE-MB01FJ」の取付けかた (シャワーホースを利用)
シャワーホースのシャワーヘッドを取付ける部分のメネジに発生ノズルのオネジをネジ込みま す。

(2)ポンプについて ① ポンプの圧力(全揚程)は0.2~0.3MPa(20~30m)、吐出量は20L/cm²~のものを推奨します。
圧力計は実 験の基礎データを取る場合に必要です。そうでなくても有ったほうが便利です。
② 実験として使用する場合は、ポンプの吐出側にボールバブルを入れ水圧を調節できるようにした
ほ う がいいと思います。マイクロバブルの発生の状態を変えることが出来ます。

(3)接続について
<接続の一例を下記に示します>
ポンプ――ホース――継手(タケノコ*PT1/2)――ボールバルブ(PF1/2)――ニップル(PT1/2) ――
ソケット(PF1/2)――ニップル(PT1/2)――異径チーズ(PF1/2*PF1/4)――ニップル(PF1/2)――
シャワ ーホース(PF1/2)――発生ノズル(PF1/2)。
(異径チーズPT1/4側)――ブッシング(PT1/4*PT1/8)――圧力計(PT1/8)。
(PTでもPFでもかまいません。 パイプバンド、シールテープも必要です。)

●ボールバルブの直後に異径チーズを入れてもいいのですが、ボールバルブ部の乱流で圧力が不正確に
なる場合がありますので影響を少なくする為にソケットとニップルを入れました。
●出来れば各部材は少し高くなりますが、SUS製をお勧めします。
●ポンプの吐出口がガスネジの場合、ソケット(異径ソケット)を使用し直接ボールバルブを接続してくださ
い。方向等に制約が有る場合は、エルボソケット等を使用してください。

2.マイクロバブル発生の要領
(1)エアーの自吸を完全に「0」にした時
 ① 気体の自吸量を0にすると非常に微細なマイクロバブルが発生します。
生物を飼う時、長時間マイクロバブルを発生させる場合は、僅かでもエアーを自吸させ たほうが
いいようです。5,10分なら問題はないと思います。
条件によっては、溶存酸素量が減少する可能性があります。
② 溶存酸素量を測定できるのであれば、自吸させずにマイクロバブルを発生した時溶存 酸素量を
各水圧で測定してください。面白い結果が出るかも知れません 。

(2)エアーを自吸させマイクロバブルを発生させる方法。
① ボールバルブを装着していましたら、圧力を0.5kg/cm² 位に落とし試してください。
々に圧を上げ各圧で自吸量とマイクロバブル、バブルがどのように変化するか調べてく ださい。
1.6kg/cm²ぐらいまで行い、一番よさそうなところに設定してください。気体も自吸 しているし、マイ
クロバブル径も非常に小さい状態にしてください。
0.1~0.2mm位の泡が多少含まれても、差し支えありません。マイクロバブルも含まれてい ます。
水槽内の溶存酸素量を増やす効果になります。生物の反応も考慮して、もっとも良 い条件を探して
くだ さい。試行錯誤するかも知れませんが。

2009年9月12日土曜日

37.マイクロバブルと日本混相流学会講演会(その1)――MB発生ノズルを忘れた


(有)OKエンジニアリングの松永です
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 マイクロバブル発生ノズルを持参するのを忘れた    (有)OKエンジニアリング



8月7日から10日まで、熊本大学で第28回日本混相流学会の総会と講演会がありました。
昨年は会津大学でありました。この時から、出張、旅行する時はマイクロバブル発生ノズル:OKE-MB-01FJを持参しています。

ところが今回は持参するのを忘れてしまいました。
この間熊本は35度を越える猛暑。シャワーをしようとした時、気付きました。諦めてシャワーを始めてしばらくしてから気が付つきました。
6.ちょっと得した気分――水道はマイクロバブルの宝庫 」で書いたことを。

自宅では何回も試しているので、マイクロバブルは発生するのは確認していましたが、熊本のホテルの混合栓は自宅のものとは違った型でした。

「シーーーー」というキャビテーションの音がしたので栓の開放をそこで止めると、右上の写真のように、マイクロバブルが発生しました。
フラッシュをたくと濃くみえるので、あえて焚きませんでした。

下のビデオも見てください。