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2009年11月5日木曜日

43.マイクロバブルと日本混相流学会講演会(その5)――ナノバブルについて(1) 

    

    マイクロバブル、ナノバブルについて 

(有)OKエンジニアリング1.はじめに
マイクロバブル発生装置は色々ありますが「旋回による乱流」方式であれ、「激しい乱流」で発生するものでれ、ナノバブルを発生しているのではないかと思うようになりました。
8月、熊本大学で日本混相流学会の総会と講演会があり、参加してますますその観を強めています。
今までマイクロバブルを発生させ水槽の水を循環させると水の色が元の透明な色に戻らない現象があるのは何回も経験ていました。でも、そのことはあまり気にしていませんでした。ところがインターネットでは、研究者がナノバブルのことを書かれていますので少し気になり始めていました。
もともと40ミクロン前後のマイクロバブルは収縮することが多くの研究で分っていたので、ナノバブルになる可能性は高いと漠然と思っていました。

「ナノバブルが発生すると書いてあるが本当かな?」と聞かれた時、私は「ピークが40ミクロン前後でも少ないけれども、ナノに近い泡は発生しているので、マイクロバブルを発生させてある程度時間を置いて測定すればナノバブルは存在してるでしょう」と答えていました。

しかし、急に3ヶ月前頃から「マイクロバブルを発生させ水槽の水を循環させると水の色が元の透明な色に戻らない現象」が気になり始め、直に実験しました。やはり、元の透明な水に戻りませんでした。微妙に元の透明ではない。

汚れの原因もあるので、汚れが発生しにくい部材でシステムを構成する必要があると思っています。

この問題意識を持って熊本大学に行きました。