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2013年5月16日木曜日

120.海苔養殖とナノ・マイクロバブル(13)――1番摘み始めて食べた


 ―――こんな旨い海苔はじめてや

                                (有)OKエンジニアリング

 1月12日、田中さん訪問の時、海苔のお土産を貰いました。

 その時のお礼のメールは下記のものです。
12日はありがとうございました。
海苔の養殖、製造について認識を新たにしました。
 大変勉強になりました。
自然相手の仕事は大変ですね。体に気を付けてください。

 海苔のお土産ありがとうございました。
 海苔、特に味付け海苔は今まで食べた中で一番うまかったです。
13日は、長崎の実家に帰り、昼食までの間、海苔を肴にビールを飲みました。旨い海苔は酒の肴になることを初めて知りました。初めての経験でした。
90歳の親父が言うには『香りも有るので、あと少し甘さを押さえたら最高だ』と言って、幅5cm,長さ約20cmの味付け海苔を何枚も食べていました
 贈り物にしたいので、海苔5つと味付け海苔を2個送ってください。」



 
 2月8日、海苔が届きました。早速「特選焼き海苔」を食べました。旨い!
息子も、こんな旨い海苔はじめてやと驚きの声を上げていました。

 一番摘み海苔がこんなに旨いとは全く知りませんでした。

119.海苔養殖とナノ・マイクロバブル(12)――福岡海苔品評会の結果を待つ


 ー「ダメでした」
          来年は必ず! と田中さん決意
                             (有)OKエンジニアリング

福岡県有明海苔品評会は328日でした。3位以内に入れば、私は柳川に駆けつける計画でした。
27日は東京で自然エネルギーの研究・学習会があり東京でした。28日当日の午前中は足立区にある100L/minナノ・マイクロバブルノズルを導入している「釣り堀」を訪ねました。

品評会の発表は3時頃とのことだったので柳川行きを想定して、1時過ぎの博多行き「のぞみ」に乗車。
  ところがなかなか、電話が入りません。
 「のぞみ」が京都駅を発車してもまだ連絡がありません。

新大阪で降りて結果を待つことにしました。
サントリーがある京都山崎あたりで田中さんから電話が入りました。

 「ダメでした」・・・・・・「4つ残った中で艶のいいのが有ったので期待していましたが」

「残念だったね。でも来年が楽しみや。来年はチャンピオンや。お疲れさんでした。」


柳川中島漁協の3名が、ワン・ツウ・スリーで入選することを願っていましたが、
残念でした。今年は3位以内に入れませんでした。

来年は必ずと田中さんは固い決意です。

来年は、柳川中島漁協の3人がワン・ツウ・スリーで入選することを願っています。その為に私も協力をしようと考えています。

 チャンピオンになるのは、来年で良いと言いながらナノ・マイクロバブルで海苔のグレードが上ると欲が出てくるものですね。来年の予定がいつの間にか今年にしているとは。

 2月4日の私のメールでは来年になっています。
 世界一の道のりは、一歩一歩、ゆっくりと、確実に、です。データを細かく残して置いてください。
 (毎日の情報メール交換) 迷惑どころか、活力の源です。今年始めから良い展開です。

来年は、世界チャンピオンです。田中さんと私がタッグを組めば実現します。
田中さんがチャンピオンになることが、無言の大きな力になります。
私の楽しみであり、技術者の喜びでもあります。

世界一に集中。集中! 
そこに100%頭脳を使ってください。
今は、その為のトレーニングの期間です。
 海苔の品質をどんどん上げて、年間、ノリづくりに集中できるようにしてださい。


118.海苔養殖とナノ・マイクロバブル(11) ――ナノ・マイクロバブルは凄い!


                          

 ―――泡無い時:760銭。泡有る時:1193
                                                              ()OKエンジニアリング
 
27日に田中さんからナノ・マイクロバブルの力がはっきり解るメールが入りました。

Sent: Thursday, February 07, 2013 1:18 AM
お疲れ様です!

風呂いつ入ったか忘れました!笑
それぐらい忙しく、海苔が伸びているので、早く摘採してやらないと、品質が落ちるし、海苔の葉体が、年をとります。

今日、第六回目の入札会でした!

枚数も平均単価も、組合平均よりも上回ったので、かなりよかったです。粗で〇〇〇万円成りでした

品質自体、もう、五回目なので少々海の栄養塩の低下で、色落ちが始まった感じです。それでも、うちの海苔は、組合でトップを走っています!

休めない分、やることが山ほど溜まっています!

がんばります!
睡魔には負けても、自分には負けたくはありません!

居眠りも悪いものではない
Sent: Thursday, February 07, 2013 1:54 AM
この前、寝過ごして、マイクロバブル酸素も何もしないで海苔を乾燥して、等級が、黒四等でした。次の日、酸素マイクロバブルして、等級が上三等でした。

今日の入札会の単価を見てみると、黒四等が、760銭、上三等が、1193銭で、板海苔一枚の価格です!その差は歴然です!!

(ナノ・マイクロバブル)凄いと思いますよ

●すごい差ですね。時には失敗する事も良いことですね。ナノ・マイクロバブルの効果認識できたのですから。居眠りも悪いものではないですね。
 「マイクロバブルを利用しているのに、もっと工夫せんか!」との「自然の神」の激励・怒りかもしれません。

  もっともっと居眠りすると良いアイディアが生まれるかもしれません。


去年の倍の水揚げ
Sent: Friday, February 08, 2013 3:50 AM
おはようございます!
まだまだ乾燥中です。

水揚げは、去年の倍近く行きそうです!

今日、海苔を送りますね!

 「水揚げは、去年の倍近く行きそうです!」とのこと。

  ●倍近いとは、すごいですね。
   10トンタンク内のナノバブル水に10時間浸かっている間でも海苔は成長しているのでしょうね。

  ●破れや穴あきの不良率を押さえることが出来れば、理想的ですね。




117.海苔養殖とナノ・マイクロバブル(10) ――最上級の「優」を獲得


――「優」を田中さんがゲット!
                  
                                                          ()OKエンジニアリング
  今年124日、中島地区内の二番摘みの品質検査で最も高品質の「優」を獲得しました。
今季この地区で初めて「優」が出て、それを田中さんがゲット!
田中さんは今まで、一度も「優」を獲ったことがありません。
田中さんの研究熱心・努力・即実践とナノ・マイクロバブルの成果だと思いました。

―――福岡県の海苔品評会参加権利獲得

328日の福岡県有明海苔品評会に出展する権利を得ました。柳川中島漁協で3人が選ばれました。
田中さんは今回が初めてです。
 1月から毎日のようにメールで情報・考えの交換をしていました。

ナノ・マイクロバブルを使用するのだから「有明海一になるぞ」「世界チャンピオンになるぞ」が飛び交っていました。私はセコンド役を務めることを約束しました。

{優}を獲得しましたが、残念なのは一番摘みでなかったことです。
福岡県の海苔品評会の対象は、一番摘みだけです。
獲得した「優」1番海苔であれば、県で3番以内になっていたのではないかと・・・・・。

 柳川中島漁協の3名が、ワン・ツウ・スリーで入選することを願っていました。


2013年5月13日月曜日

116. 有明海柳川・海苔養殖とナノ・マイクロバブル(9) ――柳川 でナノバブルの講習会2



 ―ナノ・マイクロバブルの実演――西日本テレビ取材

                                     ()OKエンジニアリング

  

ナノバブル発生の実演
中島さんのベンチュリー型ノズルと100L/minループ流式OKノズルを同じ水槽で同時に行いました。
 

 ナノバブルの講演会の後の実演について私は当日に知りました。
若者はすごいですね。立派な、説得性のある装置を作っていました。

 同じ水槽で同時に100L/min級のノズルが2台動くのは、迫力あります。
 ナノ・マイクロバブル発生ノズルを数時間稼働させた後、ストップしてマイクロバブルが消えた後は、もとの海水の色に戻りますが、後に目に見えないナノバブルが大量に発生しています。
  この実演ではナノバブルの個数は実測していませんが、軽く 1億個/mLは超えていると思います。
  
  この実演中も西日本テレビが,実演を解説、説明している氷室先生をカメラに収めていました。

 
 実演後
 「一番大きかノズルはどれ位があると」「500L/min です。」
「今の井戸水のポンプは吐出量が600L/minぐらいあるごたる。」「どんな吐出量のノズルも製作できます。毎分1トンのノズルも作れます。来年は試してくださいよ」「今考えよるとこ」 などなど実演の後話が弾みました。

114. 有明海柳川・ 海苔養殖とナノ・マイクロバブル(7) ――世界初!海苔漁場でマイクロバブル発生4



 

――色落ちも少なく、倍の収穫!

                    
                                
                                               (有)OKエンジニアリング

39日の情報では、漁場でナノ・マイクロバブルの効果を十分に発揮しています。

 周りの海苔網は色落ちの為に撤収されているそうですが、田中さんの海苔はあまり色落ちもなく、倍の収穫が有るとのことでした。
 倍の収穫とは驚きです。

周りの海苔網が少なくなった分栄養塩が田中さんに集中しているのかもしれません。

 「このこともあってか海苔の色も少し黒さが戻った」と田中さんの電話でした。
 このことでナノ・マイクロバブルの栄養塩濃縮効果の可能性が非常に高くなりました。

 

 
 海苔網撤収は、314日!
今漁期はとりあえず終了です。腐れてしまいました。

海況次第で、網を張るかもしれませんが。

9日の話では、黒さが戻ってきたとのことだったので、「腐れてしまいました」には少しびっくりしました。
海苔は非常にデリケートですね。

●なぜ、腐れてしまったのでしょうか。

●海況次第とはどのような条件でしょうか。

「黄金の海苔」
「海苔網を撤収した時の最後の乾燥海苔を100枚ほど送ってください。一番済みとどれだけ違うか比較します。」



「分かりました。黄金の海苔ですね。ウワハハハ・・・。」と田中さん。
 なぜ「黄金の海苔」と言うのか。それは海苔が色落ちして黄金色に近くなるからです。
 「黄金の海苔」と聞くと最高級品のイメージですが、実は「最下級の海苔」です。
 この時の海には栄養塩もほとんどゼロに近い状態の漁場だったそうです。
 また、この時期、海苔はほとんど海水に浸かったままの状態になるように海苔網を張る高さを調節しているとのことでした。
 

115. 有明海柳川・ 海苔養殖とナノ・マイクロバブル(8)――柳川 でナノバブルの講習会




――有明高専氷室先生が講演――西日本テレビが取材
    ここをクリックしてください。氷室先生講演のビデオにリンクしています。

                         (有)OKエンジニアリング

                                          

  33日、柳川の中島公民館でナノバブルの講習会が行われ、有明高専の氷室先生と私が講師として招かれました。

これを主催したのは中島漁業組合の田中嘉彦さんと中島物産(株)の中島康宏さんです。中島康宏さんは氷室先生の教え子でベンチュリータイプのノズルの製造販売をしています。

 ノリ養殖関係の方10人ほどが集まりました。海苔収穫の時間帯だったこともあり参加者は少なかったけれども、手作りのいい講習会でした。西日本テレビが氷室先生を中心にカメラを回していました。


 講演会は中島さんの司会に始まりました。
最初に氷室先生の講演。マイクロバブル、ナノバブルとは何かを説明し、先生が今までに行った実験と応用事例についてパワーポイントを用いて約1時間講演されました。

 その後、私はループ流式OKノズルの特徴と応用事例をパワーポイントとブログのコピーを使って話をしました。


 ナノバブル発生実演では、中島さんのベンチュリー型ノズルと100L/min ループ流式OKノズルを同じ水槽で同時に行いました。
 映像は次回116.に掲載します。見てください。


 この後、田中さんの工場を訪問。海苔をミンチにする機械を動かしバブルの発生状況を皆さんが見学し交流しました。

 

 後日、西日本テレビが報道しました。

 


 
  案内状
 


<第1回マイクロバブル技術講習会のご案内>


拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます.

さて,国立有明高等専門学校の氷室昭三教授と()OKエンジニアリングの松永社長を招聘し,第1回マイクロバブル技術講習会を下記の通り開催することとなりました.

氷室教授は,これまでの研究成果としてマイクロバブル処理した淡水・海水を使用することで,農作物の収穫量の増大や海洋生物の生存率の向上,また海苔胞子の牡蠣殻への胞子定着率向上など数々の報告をされています.また,東京と大阪でマイクロバブル・ナノバブル技術講習会を毎年開催され,その技術普及に努めておられます.

このたび御二方のご協力を頂き,小生の漁場にて収穫した海苔をマイクロバブル処理することで非常に品質の高い海苔を生産することができております.

なお,当日は氷室先生の技術を応用した装置の展示説明会も予定しております.

最後に,皆様方の海苔の品質を向上できる一助になればと存じ,第1回マイクロバブル技術講習会をご案内申し上げております.是非,当日は万障お繰り合わせの上,ご参加くださいますよう宜しくお願いいたします.


敬具

-記-

<講習会(参加費無料)>

・日時:201333日(日) 15:00

・場所:東上町公民館 柳川市大和町中島887

・連絡先:田中嘉彦(090-1347-3846


<懇親会のご案内>

・場所:柳屋食堂 みやま市高田町江浦町545-1

・会費:5,000

にて予定しております.時間は、講習会終了後スタートとなります.


懇親会に参加される方は、会場手配がありますので3/1までに田中(090-1347-3846)までご連絡お願いします。




2013年5月11日土曜日

113. 有明海柳川・ 海苔養殖とナノ・マイクロバブル(6)――海苔漁場でマイクロバブル発生3



――栄養液でもナノ・マイクロバブルを発生
                                       
                                              (有)OKエンジニアリング
                                 
    海苔は確実に病気と色落

 2月13日、「海苔は確実に、病気と色落ちです。今年は結構、耐えている方だと思います!」

とメールが入りました。

「マイクロバブルをどんどん入れてください。結果を見たいです。」と返信。

  ナノ・マイクロバブルが効力を発揮する時期が来ました。

215日の発生状況写真が送られてきました。
 前回の112でも同じ写真を掲載しましたが、今度は旨く田中さんの海苔網に発生していました。広い範囲に広がっています。

 海苔網が見えないほどナノ・マイクロバブルが発生しています。

 これだけバブルを発生できれば大きな成果が期待できそうです。
この時点で推測していたのは、色落ちが改善されるだろうということです。
 ナノ・マイクロバブルが栄養塩を濃縮して色落ちを防ぐだろうと期待していました。
他の漁場ではナノ・マイクロバブルを発生させていないので比較ができそうです。



  バブルの有無を比較するために1月23日の写真を載せます。
単純比較はできませんが参考にしてください。
 ナノ・マイクロバブル発生させていません。








 栄養液でも発生!

 酸洗浄船の栄養液でも発生させています。これは田中さんの考えで、漁場でナノ・マイクロバブルを吹かせる前に出でいた案です。

 香川のイチゴ栽培で液肥タンクの中でナノ・マイクロバブルを発生させたら肥料の吸収が良過ぎて葉がねじれたとの情報が有ったので、ぜひ実践するように勧めていました。

 植物が肥料を吸収する時はイオンとして吸収しているとのことなので、栄養液の中でナノ・マイクロバブルを発生させる効果はありそうです。
 
201324日次のことをメールしていました。
   
  いい結果が出るのを楽しみです。
   
  一番摘みに近い状態になるように工夫してください。
 きっと出来ます。
   
①10トンタンクでの洗浄から海苔すきま
   での全工程でナノ・マイクロバブルを  
   発生させる。甘味成分の流失を防ぐ
   のではないかと推測します。

②海苔網の酸洗浄が効果有るのではないかと思います。
   病気に対する抵抗力が付くのではと思います。
    前に書いたように栄養液にあらかじめ陸地でナノ・マイクロバブルを発生させたものをテスト的に使用したらどうでしょうか。

③成長と病気に対して一番効果が出るのは、直接漁場でマイクロバブルを発生させることだと思います。
  田中さんの海苔網場の中心で短時間でも発生させたらどうだろうか。
  4月いっぱい海苔が収穫できるかも。4月までの漁が許されるのであれば
 試す価値はあります。
 

 2月8日には次のようにも書いていました。
  100L/minノズル取付けたら写真をお願いします。
  (バブルを入れて)1週間もすると変化・効果が出ると思います。
 成長が速いのは間違いありません。等級を上げる効果が出るかは
 田中さんの実験待ちです。
  凶と出るか、吉と出るか楽しみです。

  ●葉が柔らかければ大吉。
  ●アミノ酸がおおければ大吉吉。
  ●香りが良ければ大吉。
  ●色落ちしなければ大吉。
  ●ツボにならなければ大吉。
  ●4月いっぱい収穫出来れば大吉。

  後、田中さんが思い付く「吉」を追加してください。
  仕事はもともと、このようにワクワクした気持ちが湧いてくるものなのでしょうね。