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2011年7月5日火曜日

75.新冠温泉レ・コードの湯シャワー専用マイクロバブル発生ノズル(3)

「OKE-MB00S新冠温泉」の基本となった「OKE-MB05FJ」の開発。

(有)OKエンジニアリングの松永です。 
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シャワーの勢いが無くなるとの問題が以前から提起されていた。2010年6月からシャワー圧不足の解決の為、約10ヶ月試作を繰返してきた。2011年1月には目途がついた。しかし、冬場であり、当然多くのマイクロバブルを発生する。水道水が温む3月までテストを繰返した。この結果、完成したのが「OKE-MB05FJ」である。シャワーヘッドを装着せずノズルだけでマイクロバブルを発生させると右写真のように濃い白濁となる。2月14日撮影。


このノズルの吐出量は、OKE-MB01FJの2倍、14L/min(0.15MPa時)ある。マイクロバブル発生量は時間当たりでは倍近くある。吐出量が2倍なので当然であるが浴槽に42℃のお湯を溜めるとバスの半分位で底が見えないくらいに白濁した。冬場は水道水には多くの気体が溶け込んでいるので、夏場の3~4倍は濃くなる。 それと大阪市水道局はオゾン殺菌をしているので、溶存酸素量が多いのかも知れない。 3月4日普通のシャワーヘッドを装着して浴槽の中に入れ、どれ位の白濁になるかテストした。(右の写真) 撮影時フラッシュを焚いているので見た目より少し濃く見える。濃く見える原因は光の乱反射と目視できない細かいマイクロバブルの反射によるものではないか。 

これでシャワー圧が弱いとの不満を少し解消できた。 このノズルは4月中旬から発売している。

HPのNewsに載せている。












2011年7月2日土曜日

74.新冠温泉レ・コードの湯シャワー専用マイクロバブル発生ノズル(2)

マイクロバブル発生ノズル選定の為、新冠へ!



(有)OKエンジニアリングの松永です。
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6月9日、新冠温泉に設置する新冠温泉専用マイクロバブル発生ノズルを選定する為、現地、北海道新冠へ飛んだ。その日は新冠温泉ホテルヒルズに宿泊した。
事前にテストノズルを作るため、リニューアルする混合栓とシャワーヘッドをメーカーから直送してもらった。テストノズルは10種類ほど作った。その中でテストノズル⑤⑥⑦を選び持参した。


6月10日午前8時から10時までの清掃時間中にテストする。短時間で手際よくテストできるように大阪から2人で行った。宿泊した新冠温泉ホテルヒルズの大浴場がノズルのテスト場所。ホテルヒルズ、新冠町役場の関係者、施工業者皆さん総勢10名ほどが見守る中、テストを始めた。ホースとノズルの間に圧力計を入れシャワーヘッドを取り付けた。ポリバケツを用意してもらい、その中に黒色のものを入れてもらった。お湯を出しバケツが一杯になる間は、0.15MPaの水圧であった。バケツの底の黒い物が見えない位に白濁した。しかし、清掃に使うお湯の量が増えると、水圧が極端に下がり0.07MPa前後までなった。


シャワー圧を手の甲で体感したり、マイクロバブル発生状況を見て判断してもらった。


テストの結果、関係者、皆様の合意でテストノズル⑤に決った。 「7月中旬、全てのシャワー装置が最新の混合栓となり、マイクロバブル発生ノズルを取り付ける予定。」と製作を急いで欲しいと要請され、努力することを約束し、新冠を後にした。