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2010年7月2日金曜日

71.兵庫楽農生活センター訪問紀(8)


(有)OKエンジニアリングの松永です。
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訪問の感想 (おわりに)

① 農作業は大変だと思います。衣笠さんはこの間4,5キロ痩せたそうです。よく食べるけどもとに戻らないようです。ハウスでの作業は予想外です。熱との戦いだと思います。
このセンターはもともと県の農業試験場だったとのこと。ハウス入口の2m位の高さに直径600㎜の換気扇が2基あり自動制御盤もありました。しかし、電線が切断されていました。これを動かせばもっと作業環境を改善でき、野菜たちにもいい条件になりそうです。
私は今後、農業だけでなく全ての分野で、研究者の観点、視点も必要ではないかと思っています。「既設の換気扇」が動かないのは「もったいないなあ」と思いました。






② 農業は奥が深いことを始めて知りました。トマトの成長。マイクロバブルの潅水で成長が速く、大きく育つ。それで、1回の肥料を抜いただけでトマトの玉が小さくなってしまう。
メロン。数回の冷え込みに負けず、緑緑していたメロンの苗、この衣笠さんの成長が遅い。
メロン苗を植え替えたAさんのものは成長がよい。メロンの実をつけている。農業は経験と科学的観点・分析が必要だと学びました。
マリーゴールドとなすびの共生。自然体系を壊さないことが大切ですね。今年6月、兵庫県で多くのミツバチが巣に戻らず多くの巣箱が空になったことが報道されていました。まだ、因果関係ははっきりしていませんが、農薬が原因ではないかと見られています。この農薬は昆虫の方向感覚を麻痺させる働きがあるそうです。
農薬を極力抑えて自然と共生できる農業ができればいいと考えています。







③ マイクロバブルは農業に利用できることを実感。水耕栽培だけでなく「潅水」でも利用できそうです。水耕栽培の場合は設備がいりますが、潅水の場合は非常に簡単です。潅水ホースの途中にマイクロバブル発生ノズルを組み込むだけでマイクロバブル水を利用できます。まだ、科学的に実証されてはいませんが、マイクロバブル潅水の効果は意外と大きいと思います。実用例が増えることでマイクロバブルの使用方法などの技術が構築されるだろうと思いました。
マイクロバブルで育った野菜が多くの店頭に並ぶことを期待しています。

最後に、貴重な体験と農業の厳しさ、難しさ、楽しさを教えていただいた衣笠さん、Aさんありがとうございました。暑くなりますので体に気を付けて下さい。
今後ともよろしくお願します。
兵庫楽農生活センターのユニークさと斬新さに感謝しながら、「訪問紀」をおわります。