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2012年5月2日水曜日

99.特注1000mL/min MB発生ノズル特徴(テフロン製)



テフロン製:小型ノズルの特徴
     特注1000mL/min


 (有)OKエンジイアリングの松永です。

 吐出量1000mL/minのテフロン製のマイクロバブル発生ノズルが完成しました。
納品までに(1)真空度、(2)エアーの自吸量、(3)マイクロバブルの発生状況を調べました。
 今回も興味深いことがありました。 以下に述べます。

(1)真空度ーー95.5%
  ①ノズル撹拌部の真空度が非常に高い。水圧0.2MPaで真空度は94%になり、
   0.3MPaでは95.5%になりました。

水圧 MPa 真空度 -MPa
0 0
0.05 0.027
0.1 0.048
0.15 0.071
0.2 0.094
0.25 0.095
0.3 0.0955


(2)エアーの自吸量ーーー吐出量の130%
  ①1000mL/minのノズルは自吸量の不連続がありませんでした。
   OKE-MB01FJ、OKE-MB03FJ、OKE-MB04FJは前に書いた通り、0.15MPa 
   近傍で自吸量が不連続になっていました。なぜ、今回連続になったのか、今
   後解明する必要があります。
  ②自吸量が非常に多い。
   0.11MPa でエアーの自吸量が吐出量を超えている。
   0.15MPa でエアーの自吸量が1.3L/minです。


特注1000mL/min自吸量
  水圧MPa   自吸量L/min
  0.00 0.00
  0.05 0.60
  0.10 0.90
  0.15 1.30
  0.20 1.40
0.25 1.50
0.30 1.60


(3)マイクロバブルの発生状況
  ①ジャグジー状態でも、マイクロバブルが発生します。 
    
    ジャグジー状態で運転していて、薄らと濁っているようだったので、透明グラ
    スに水を汲んで蛍光灯にかざすと、目視で確認できました。非常に細かいマ 
    イクロバブルです。  
     30μ以下に見えました。色々と応用がありそうです。
     1000mL/minのノズルはジャグジー状態の泡も比較的小さいので、マイク 
    ロバブルが発生しやすいのかもしれません。
     真水でのジャグジー状態ではマイクロバブルはほとんど発生しないと思っ
    ていました。
     
     この時の水圧は約0.29MPaでした。
     翌日、0.15MPaで発生するかテストしました。目視でマイクロバブルを確認
    できました。
     

  ②マイクロバブル発生状況をビデオ撮影しましたので見てください。



    


















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