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2010年4月2日金曜日

54.マイクロバブルと潅水(9)――農業センターで研修中の衣笠氏の話

 

       衣笠さんのハウスではトマトの花が開花
            <無傷トマト苗の写真>
 
全く被害を受けなかった衣笠さんのハウスと被害を受けた他の人のハウスを比較してこれほどの差が発生する原因は何なのでしょうか。
推測の域を出ませんが、私はマイクロバブルの効果の可能性が高いのではないかと考えています。
前回も述べましたが、実験をすれば直に結論が出そうです。実験テーマについては後日整理する予定にしています。


衣笠さんからのメール
 「私は、火曜日(3/23日)にトマトを、木曜日(3/25日)にミニトマトを定植しました。
青い支柱と、不織布で作ったトンネルは、3/28日に作成したもので事件当時はありませした。
また、ハウスには加温施設はありません。

1)トマトの畝の様子



「両サイドの畝には何が植えてあるのでしょうか。被害は無かったのでしょうか?」
     一番左端は、写真を撮った時点では、まだ何も植えていません。
     左から2番目は、トマトの畝で、この畝の一番奥の方(青い支柱で2スパンぐらい)に
     ミニトマトを植えています。ミニトマトも被害は皆無です。ちなみに、同じ3/25日植え
     たミニトマト(被害苗写真のトマトと同じハウスのミニトマト)も、50%程度の苗が被
     害を受けています。
     左から3番目の畝は、トウモロコシで写真を撮った時点では、まだ発芽していませんでし

    た。なお、本日発芽が確認できたので、被害はあまり無い様です。
     一番右は、メロンです。ハウスの正面からとった写真にちらっと写っています。(こち
     らも被害はありません。)
   「他のハウスと衣笠さんのハウス内の土の温度は比較できそうですか、マイクロバブルで地
中の微生物が活性化することによって低温化を少し緩和した可能性も考えられます。 
レコーダー付き温度計が2台欲しいですね。 」
   先のメールにも書きましたが、私はデータロガーを1台持っています。今は、トンネル内
   の気温を計るようにしています。センサーを付けてそれを地中に差し込むのは。これは、
   ちょっと考えて見ます。センサー付き最低、最高温度計は学校の備品にあるので、これ
   を借りる事ができれば、少しは分かりそうです。

2)畝のアップ
         根の定着が進み、定植前に比べて花も沢山咲きつつあります。
 



3)苗のアップ      可愛らしい黄色の花をつけています。


               「
この花は、トマトですか、ミニトマトですか?」
             これは、トマトで「麗夏」と言う品種です。
 青いクリップは、接ぎ木苗なので、まだ台木と穂木の接合部分を守るために付け
 たままにしてあります。
  衣笠

 次回は、メロンの低温傷害について書きます。
 衣笠さんのハウスだけが被害がありませんでした。詳細なメールが入っています。



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