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2014年8月16日土曜日

143.釧路の魚卵血抜き洗浄装置を取材


 魚卵血抜き洗浄装置製作の()片野鉄工所を訪問

                                  (有)OKエンジニアリング       

 30日昼、札幌での日本混相流学会シンポジュームが終り、夕方、新千歳空港から釧路へ。小1時間で釧路空港着。空港からJR釧路駅まで約1時間。駅近くに宿泊。

31日は釧路の魚卵血抜き洗浄装置を製作している()片野鉄工所を訪問しました。片野専務がホテルに迎えに来てくれました。
若社長も交えて、いろいろ話しをしました。その一部を紹介します。
 
 
 右の写真が洗浄装置のテスト段階の写真です。
100L/min OKノズルに0.15MPa以上の水圧がかかるようなポンプを設置してもらいました。
 
 
 白濁が濃くないので、工場担当者が心配しているとの電話が入りましたが、「白濁させるのが目的ではなく、血抜き洗浄が目的だから、目に見えないナノバブルを多量に発生させるので心配いりません。試すのが一番です。直ぐに試してください。」と激励しました。
 その後、テストは上手くいったとの情報を得ていたので詳しく話を聞くために訪問しました。
  
 本来なら、「魚卵血抜き洗浄機」が稼働しているところを見たかったのですが、相次ぐ食品会社の不祥事でセキュリチーが非常に厳しく、食品加工工場を訪問するこは出来ませんでした。このことは訪問1か月前から知っていました。
 
 逆に食品加工工場を訪問出来なかったことで、片野さんから色々な話が聞けて勉強になりました。

、「魚卵血抜き洗浄機」の成果
 ・今までよりきれいに洗浄できている。
 ・不良品の歩留まりがいい。
 ・洗浄作業者の話ではナノ・マイクロバブルを入れると「水が柔らかい感じがする」とのことです。
 ・冷凍魚卵を150kg入れて洗浄している。解凍のためスチームを水槽の底から入れているので細かい泡がクリームのように水面に盛り上がっている。ナノ・マイクロバブルを入れるとクリーム状の泡が増えているとのこと。
 ・冷凍魚卵を300kg入れると、クリーム状の泡が増え過ぎて水位が下がりポンプがエアー噛してしまうとのことでした。
 
 ・片野さんの話を聞いていて、OKノズルを使用することでグレードアップした「新型魚卵血抜き洗浄機」を片野さんが完成させると確信しました。

②難しい課題、仕事をこなすのが得意な(有)片野鉄工所
 ・過去に作った機械で今も動いている機械の話を聞いて、技術力が高くさまざまな工夫を凝らしていることがわかりました。
 


 ③片野鉄工所が作ったいろんな種類の機械にOKノズルが応用出来ることが分かり、話しが盛り上がりました。

 非常に楽しい、有意義な釧路訪問でした。