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2013年6月17日月曜日

123A.ミニトマト露地潅水栽培(3)―――収穫期の規制がある


 

   コナジラミに感謝   --- Y.Uさんへの返信メール


                         (有)OKエンジニアリング
おはようございます。
                    

(1) 収穫期の規制があるとは知りませんでした。
九州全体で規制が有るのであれば、実験は出来ませんね。
コナジラミに感謝ですね。(熱いハウス内での作業から解放されて)

「ハウ スを締切り、温度を上げ焼き殺す作業をしなくてはなりません。」とのことですが、・・・・。

●この時、1つか2つのハウスに潅水だけ欠かさない実験はできないでしょうか。
他のハウスとの比較はできないでしょうか。(ハウスを締切った状態で)

(目的は、ハウス内の高温にミニトマトが何日耐えるか知りたいからです。できるの であれば日々変化を写真に収めてください。)

●ハウス内の温度はどれ位になるのでしょうか。

●コナジラミは何℃で死ぬのでしょうか。

 

(2)収穫量の集計結果が楽しみです

実験栽培ではトマトで25%ぐらいの報告もありますので、ミニトマトの場合、Uさんの努力も加味すると30%を超えるのではと思っています。

 ハウスでの仕事、ご苦労様です。
私は回経験があります。人間の限界と言う感じですね。(急性ハウス熱射病?
十分に気を付けて仕事に励んでください。(71.兵庫農生活センター訪問紀(8)



ミニトマトを楽しみにしています。
(14日に着きました。) ( 旨いミニトマトでした。
  ありがとうございました。
3か所に渡しました。
トマトベリーは人気が有りました。甘く昔のトマトの香りがするとの感想が有りました。当日だけで15人が食べました。
新鮮なのでさらに旨いのでしょうね。

糖度はナノバブルの有無に関係ありますか。)




(3) ノズルの位置の件ですが、ポンプの吸引側から入れることは出来ますが、ポンプの破損の原因になります。

 完全に自吸した空気が全てマイクロバブルになっていればダメージは少ないのですが、大きい泡が入っているとポンプのエンペラーが壊れます。
ポンプの寿命は数年でしょう。早ければ1年。
 エンペラーの表面を特殊加工したポンプもありますが1桁高い値段です。

 でも実験する価値はあります。
   ポンプから5m位離れた所にノズルを付けて自吸させる。
   自吸量を数値で管理する。
ポンプの音も参考にする。異音がしない程度にする。
   自吸力の強いポンプを使用する。

収穫を終える1週間前に試してください。変化を見てください。

  
             (有)OKエンジニアリング
                     松永 大              」



2013年6月14日金曜日

123.ミニトマト露地潅水栽培(2)―――うれしい悲鳴






来シーズンは最初から使うのが楽しみ


           松永 大  様
お世話になります。Y.Uです。
ブログ掲載ありがとうございます。


今日も先ほど帰ってきたところです。 (午後112分)
うれしい悲鳴とはこのことなのでしょう。
これで値段が良ければと思いますが、それはあまり欲をかきすぎでしょう。
しかし、来シーズンは最初から使うのが楽しみです。

今日も、遊びに来た別の後輩が興味を持っていました。
こちらの後輩は、イチゴをつくっていますが、支払方法や、注文方法をかなり
詳しく聞いてきましたので、潅水の水量や、圧力があったほうがいいと話しておきました。



以前質問があったことに、お答えしておきます。

  ノズルから一番遠いハウス(100m)と、一番近い所(50m)との収穫量の差はどうでしょうか。
ノズルから一番遠いハウスの時は、ノズルが自吸しない。近いハウスは自吸するとのことでしたが、そのことによる収穫の差は出てますか。


A.
今のところ収量差はないように思います。また、 
ハウスの高さや、耕作年数が極端に違うので何とも言えないところです。
 一番手前のハウスは、柱の高さが低いので、この時期は温度が上がりすぎて、生育が悪くなります。
 一方、一番奥のハウスは、柱の高さが高く、生
育適温に何とか収まることと、今年から耕作しているので土が新しく、肥料や、潅水時の反応がかなり違い一概に比べることができません。
 
また、中央のハウスは、品種が違うので比べられません。

ただ、以前から作っているところでは、確実に収量が多いと思います。

  強制的にエアーをノズルに入れているのでしょうか?



A.現状ではしていません。今季はこのままいきます。

エアコンプレッサー、酸素ボンベの購入先、それらとノズルの接続方法については
必要な部品なども含め、調べました。

来季も、このままでスターとして、様子を見て、強制注入をするか判断したいと思います


  今季の収穫はいつまでですか。

   通常ミニトマトの収穫は8月一杯ぐらいですか。
  
ナノ・マイクロバブルを入れるとミニトマトの枝は伸び続けると思いますのでもっといけるのではないかと思います。実験的に1つのハウスで試してください。


A.
今季の収穫は7月上旬までです。
おっしゃるように伸び続けると思います。実際、脇芽の伸びる速度が速く、とってもとっても 出で来ることを考えると間違いなく伸び続けると思います。
試したいのはやまやまですが、以下の理由で難しいです。

① 
まず、コナジラミという小さな虫が、宿主となって、黄化葉巻病という、ウイルス性の病気を運んできます。
これに感染すると、トマトの成長が止まってしまいます。そこで、このコナジラミを撲滅するために、7月10日までに、完全に栽培をやめ、ハウ スを締切り、温度を上げ焼き殺す作業をしなくてはなりません。
(コナジラミの繁殖北限が北九州ぐらいだったと思うので、このような自主規制があるのは九州だけです。)

② 
次に、人間が持ちません(笑)・・・今日も10時過ぎから15時過ぎまで40度超えていました。
というわけで、実験したいという好奇心もありますが・・・。

  ナノ・マイクロバブルを入れると液肥は減らせるのか、増えるのか、面白いですね。 植物によって違うのかも。今後が楽しみです。



A.
今、思っていることは、肥料を増やすことと、窒素、リン酸、カリの施肥割合を変える必要があるのではないかと思っています。

 ミニトマトを送ってください。
明日、発送予定です。よろしくお願いします。
普通のミニトマト(品種は小鈴)と、トマトベリーという、イチゴ型のトマトです。


最後に、ノズル取り付け位置についてですが、ポンプの吸入側に取り付けできないでしょうか?
添付の写真の1もしくは2の位置で取り付けできないでしょうか?
2
なら背圧は、かからないで空気は自吸しそうですが、吸入の抵抗が大きくてだめでしょうか?
1なら、ノズルの小さいものを使うので溶け込む酸素量が少なくなるので効果が落ちてしまうでしょうか?

メールを書いていたら、結構時間がたっていますね。
収量などのデータの整理ができたらまた連絡します。

  
                          Y.U       」


2013年6月12日水曜日

122.ミニトマト露地潅水栽培(1)―――とにかく収穫多い! 


 
  

 収穫多すぎて、仕事が終わるとすぐ寝てしまう

                          (有)OKエンジニアリング
 

529日、200L/minナノ・マイクロバブル発生」ノズルを使用している九州のY.Uさんからメールが入りました。

  今年225日、200L/minナノ・マイクロバブル発生ノズルの注文があり、3月末からミニトマト栽培の潅水にナノ・マイクロバブルを使用しています。 


OKエンジニアリング 松永 大 様。
大変ご無沙汰しております。
Y.U です。
  私の実感している効果ですが。
とにかく収穫多いです。多すぎて、仕事が終わるとすぐ寝てました。

例年4月は、収量がしばらく落ち込むのですが、
その落ち込みがほとんどなく5月を迎え今に至ります。
  
今、収量のデータを整理していますが、増加しているのは間違いないです。 

ゴールデンウイーク前後の、ミニトマトの写真を送りますので、ご覧ください。
ミニトマトの壁です。

  これまでは、瞬間的に、収穫が増えたりしたことはありますが、そのあとは極端に収量が減るのですが、
今年は、3月末からのノズル導入で、4月、5月収量も多く、安定しています。

  ここ数日は、多少落ち着いていますが、今週末ぐらいからまた増えそうな感じです。
来季最初からの使用でどうなるか今から楽しみです。

 ブログの10.イチゴ栽培()  液肥タンクのフィルター洗浄が楽」
の記事で気になることがあったので、「フイルターデスク外部にペースト状の白い物が固まって付いてました。」

 とありますが、私のフィルターもゲル状の白いものがたくさん付着するようになりました。
今まで、こんなことはなかったのにと思っていました。

また、こちらのブログでは、肥料を減らしたとありますが、私は、今回かなり増やしました。
肥料の吸収が良いのは実感していますが、そのあとの、代謝(消化)も良くその分、実や、葉が
どんどん成長しているように思えます。効きにくいリン酸や、カリの吸収も良い気がします。
特にミニトマトは、カリの利用が多いので、カリを多めに施肥しています。
(以前、何かの論文で、酸素が増えると吸水量と、肥料の吸収量が増えると、見た気がします。)
そして何より、今年は、潅水量が多いです。
確実に例年の1.5倍は、潅水していると思います。
もしかするともっと多いかもしれません。
でも、根は傷まず、水も、肥料もどんどん吸い上げています。
収穫後の、球持ちもいいようです。(リン酸、カリがしっかり効いているからだと思います)

収量などのデータも検証すれば、客観的なことも出てくるのではないかと期待しています。
もう少し余裕が出たら、データの整理もしてみます。

長くなりましたが、
以上が、現在の感想です。
今後もよろしくお願いします。
                       Y.U     」                       


2013年6月8日土曜日

126.サツマイモの苗採り(3)―――今年は土耕栽培



 ナノ・マイクロバブル無しの土耕栽培!
                             (有)OKエンジニアリング
現在、サツマイモの苗採りは120本以上の挿し木苗から採っていますが遅々として進みません。

去年は、マイクロバブルノズルを配管した水耕栽培で苗採りを行いました。

今年は、忙しくて水耕の準備ができず、土耕で増やしました。


 3/21日去年より10日早く挿し木をすませました。根が出て活着するまで2週間ぐらい必要でしょうか?



4/16日、根付いていますが成長する気配がありません。





結局、最初の苗採りは5/18日、しかも30本だけでした。挿し木から58日目です。





5/24日の様子。






5/24日と5/29日にそれぞれ30本ずつ、さらに今日までに34本、計124本を採っています。
 




























6/6日、今日20本ほど採った後の様子です。


ここはしばらく採れません。水耕栽培では2週間もすれば元以上に成長している感がありましたが土耕の場合はそうもいかないようです。

成長のスピードだけを単純に比較すると、水耕は苗採りには非常に良い方法だと思います。






2013年6月7日金曜日

125.サツマイモの苗採り(2)―――昨年の水耕栽培



   昨年はナノ・マイクロバブルで水耕栽培

                               (有)OKエンジニアリング

 杉本さんに写真をお願いしたら、写真付きの2つのメールが入りました。
昨年の水耕栽培と今年の土耕栽培のもので、比較すると違いが分かるようになってます。
そのまま載せることにします。


遅々と現在、サツマイモの苗採りは120本以上の挿し木苗から採っていますが

して進みません。 


去年は、マイクロバブルノズルを配管した水耕栽培で苗採りを行いました。





4/1日開始です。順次苗を増やしていきました。苗は根のついた状態で移植しました。

4/1日開始です。順次苗を増やしていきました。苗は根のついた状態で移植しました。 




マイクロバブルノズルを使用して、バブル水を循環させました。
4/17日の様子です。最初の苗はすでに苗採りできる状態まで成長しています。
4/26日の状態です。100本以上採れそうな勢いがあります。
5/4日に70本。5/13日に90本定植しました。水耕栽培35日目です。
友人が150本ほど採りに来るので、それまで取り壊さずにいました。5/25日の様子です。
 
5/29日に150本採りました。
水耕栽培では苗採りした株も、2週間すれば次回が採れそうです。
今年は、忙しくて水耕の準備ができず、土耕で増やしました。
3/21日去年より10日早く挿し木を済ませました。根が出て活着するのに2週間ぐらい必要でしょうか?
4/16日、根付いていますが成長する気配がありません。
結局、最初の苗採りは5/18日、しかも30本だけでした。
5/24日の様子。
5/24日と5/29日にそれぞれ30本ずつ、さらに今日までに34本、計124本を採っています。
6/6日、今日20本ほど採った後の様子です。
ここはしばらく採れません。水耕栽培では2週間もすれば元以上に成長している感がありましたが
土耕の場合はそうもいかないようです。
 



















2013年6月6日木曜日

124.サツマイモの苗採り(1)―――水耕と土耕栽培の差



  バブルが有る時、350本。 無い時、90本。

                              ()OKエンジニアリング

61日、杉本 さんからメールが入りました。

お世話になります。

毎年、今の時期はサツマイモの苗採りのため、サツマイモの蔓を水耕栽培で育てて、去年の今頃は、5月の連休200本、さらに5月末までに150本を追加できていました。

マイクロバブルノズル(OKE-MB1FJ+・SV 6)を使用していました。


今年は新しい土地も加わったこともあり、忙しすぎて、水耕栽培の用意が出来ず、土耕で増やしています。

 ところがマイクロバブルの水耕栽培がこれほどの威力があったことを現在思い知らされています。(マイクロバブルの威力がどれぐらいの効果を挙げているのかは判りませんが)

  現在土耕で増やして3日ほど前にやっと90本の苗が取れました。
土耕で増やしたのは初めてでしたので、その違いに驚いています。
そして、来年以降は必ず水耕栽培で増やすことにしました。

 ところで、ナノバブルはうちで使用しているバブルでも発生しているのですか?
杉本   」


このメールを貰って直ぐ、杉本さんに潅水をすることを薦め、次のようなメールを入れました。

    ナノバブルの件ですが、発生しています。
マイクロバブルが発生するものであれば必ず発生します。
ただ発生量が違います。

pptの中ほどに実験結果をまとめていますので見てください。
(水圧0.05MPa30分循環」させて46000万個/mLあり、その後0.1MPaにあげて60分後)
90分循環させて 48000万個/L ありました。
  サンプル水No.3

    ナノ・マイクロバブルの潅水でも効果があります。

直ぐに潅水を試みてください。
変化が出ると思います
   バケツに汲んでまくだけでもいいです。
 サツマイモの苗の写真をたくさん送ってほしいと依頼したら、
昨年の水耕栽培と今年の土耕の写真が送ってきました。
次回は昨年の水耕栽培の写真とメール。
次々回は今年の土耕栽培のしゃしんとメールを紹介します。