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2009年5月31日日曜日

24.マイクロバブルとメダカ(その4)--メダカの死因は


  
(有)OKエンジニアリングの松永です
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  (有)OKエンジニアリングの松永です。
2006年10月21日からメダカを飼っていますが、水を替えたのはこの3年間で1回だけ。水槽の水を入れ替えしたのは、2007年7月です。それまでは減った分だけ水を加えるだけでした。ウイロウモスが水槽一杯に茂り、それと髪の毛のような緑色の藻が底一面に生え、ウィローモスにも寄生していました。
2007年7月3日(火)の日記を引用します。
「昨日、気にしていた出目のメダカが死にかけていた。水槽の汚れと水が原因ではないかと思い、水槽全体の清掃を行った。底の貝殻等は取出してブラシできれいにした。底に溜まっているムラムラしたものは半分近くサイホンで吸い取った。水も3分の2はOKE-MB01FJで作ったマイクロバブル水と入れ替えた。また、マイクロバブル発生装置でマイクロバブルを出した状態だったせいか、水は長いこと濁っていた。清掃中に死んだメダカを1匹見つけた。死んだり、死にかけたりするのは上記以外に何か原因があるのだろうか。
死にかけていた出目のメダカをベランダの水槽に移した。今朝見ると居なかった。鳥に食われたのだろうか。真相は分からない。水槽の水はきれいに澄んでいた。」

マイクロバブル発生装置をこの水槽に設置したのは、2007年6月です。5月頃から水槽に苔がひどく付き始めた。背中をかく孫の手にスポンジたわしを縛り付け、それでガラスに付いた苔を擦り落としていました。底に沈殿していたものが舞い上がり、水槽内は視界0になります。それでも苔を落としていた。
2008年になってメダカが死ぬ原因のが分りました。水槽の底には直径5㎜以下の小石とAL系のセラミック玉(径1.5㎜)を25㎜敷いています。掃除し始めて間もなく、「孫の手」のスポンジでメダカを強く底に押付けてしまいました。そのメダカは30分位したら死んでいました。それ以外ではほとんど死んではいないと思います。

2007年8月30日(木)の日記には
28日の大阪高専の展示会にメダカを持って行ったが、返りに1匹のメダカを傷つけてしまった。頭と背びれの間をかきむしったようで鱗は剥げ白くムラムラとなっていた。マイクロバブルで直せないか、1日2回マイクロバブルを入れている。治っているような感じだが、1週間ほどしないと結論は出ない。悪いことをしてしまった。9月1日から居ないので息子に依頼する。この傷が治れば、治癒力を高める効果をマイクロバブルが持っている証明になるのだが。
2007年9月5日(水)の日記には
メダカの傷は治ったように見える。背中の白いムラムラが無くなっている。だが、完全に無いのかは判断できない。まあ良かった。1~2日は何もしていない。
久ぶりに15匹孵化したメダカを大きい発泡水槽に移した。1ヶ月ぶりか。

2009年5月28日木曜日

23.マイクロバブルとメダカ(その3)--マイクロバブルを発生させると食欲旺盛


(有)OKエンジニアリングの松永です
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 前回手作りのマイクロバブルバブル発生装置について書きましたが、そのビデオでも分るように大量にマイクロバブルが発生するものではありません。この水槽は南向きの出窓に置いています。日中は直射日光が当っています。真夏には水温は40度を越えます。数匹は大きい。他のメダカと比べて尾びれの分だけ大きい。

朝、水槽に近ずくと、メダカの動きが少し活発になります。餌をやる前に電磁ポンプのスイッチを入れます。するとメダカの動きが非常に活発になります。メダカの半分位はマイクロバブルの発生ノズルから噴出されるマイクロバブルのほうを向いています。マイクロバブルを浴びているように見えます。メダカにとっていい効果があるのでしょうか。
ノズルの前に集まって来ます。 (最下の写真)


餌をやるとさらに動きが速くなります。よく食べます。マイクロバブルの効力でしょうか。以前は小さじ一杯ぐらい与えていましたのでメダカの腹がパンパンに膨れていました。まるでメダカの相撲取りのようでした。今は水温もあがり水槽のガラスに緑苔が発生するので餌は少し控えめにしています。

この現象だけでは、マイクロバブルに「生物活性化の力」があって、メダカが餌を良く食べることの証明にはなりません。電磁ポンプのスイッチを入れると「音」も出るし、電磁ポンプの「振動」がウレタンチューブを伝って水槽の水に伝わります。それらにメダカが反応している可能性もあります。

この水槽とは別に、年中外のベランダで容量12Lほどの発泡スチロール箱に10匹ほど飼っています。市販の水循環ポンプを付け、藻はウィローモス等を入れています。餌は月に数回与えるだけです。野生のメダカのように警戒心が非常に強い。
このメダカに餌を与えても最初は見向きもしません。しばらくして、少し食べ始めますが、ほとんど餌が残ります。自然の餌がそんなにあるとは思われませんが。出窓で飼っているメダカと餌の食いを比べると非常に違うので不思議です。




2009年5月27日水曜日

22.マイクロバブルとメダカ(その2)--手作りマイクロバブル発生装置

  
(有)OKエンジニアリングの松永です
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60Lの水槽でメダカを30数匹飼っています。この水槽にマイクロバブルを発生させるには、わが社が販売している「OKE-MB01FJ」では大きすぎました。ノズルの機構は私が開発したものと同じで、非常に小さいものが直に、安く出来る方法は無いだろうか。



私は専用工作機械の設計をしているのでエアーの継手を利用する考えがすぐに浮かびました。径6mmのT型ワンタッチ継手を購入。ポンプはコブシ大の電磁ポンプを購入、手作りでマイクロバブル発生装置を試作しました。当然ながら一発で成功。電磁ポンプの圧力も小さく、吐出量も少ないのでマイクロバブルの量は少ないけれども発生しました。逆に白濁することもないのでこれが正解でした。
材料等購入費は15,000円以内に収まりました。

この装置の欠点は電磁ポンプの音が少し大きいことです。防音すればいいのですが、電磁ポンプは意外と発熱するので裸にしています。

私としては1日中マイクロバブルを発生させたいのですが、家族から「音がうるさい」といわれるので1日平均10分間位マイクロバブルを発生させています。

添付したビデオを見てください。「マイクロバブル」は画面が小さいので見えにくいけれども、メダカがマイクロバブルの来る方向に向いています。その前に薄っすらと白濁しているのがマイクロバブルです。このビデオは夜に撮影したものですが、メダカは静かでした。

マイクロバブルを自作したい人は参考にしてください。販売しない限り、また、趣味、、研究の為であれば特許に触れることはないでしょう。 (有)OKエンジニアリングのHomeを開いて特許をクリックしてください。

バスポンプを用いた水槽用のマイクロバブル発生装置を試作しようと考え、ホームセンターでバスポンプは購入しましたが、そこでストップしています。意外と吐出量が多いので「OKE-MB01FJ」発生ノズルを用いることが出来るかも知れません。近い内に自作したいと思っています。

2009年5月26日火曜日

21.マイクロバブルとメダカ (その1)---死にかけたメダカが消えた


(有)OKエンジニアリングの松永です
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2006年10月21日からメダカを飼っています。マイクロバブルアオコの浮上分離の実験をした時、遊び心で実験装置のアクリルパイプにメダカを入れいれたのがきっかけです。マイクロバブルで飼育したらどうなるかを見たかったのが動機です。


今日は2日前の出来事について書きます。

60Lの水槽の底に死にかけた少し小さめなメダカがいました。ほとんど動きません。その直ぐ脇に2匹のメダカが励ますようにいました。しかし、数ミリ動きましたが、底の窪みにはまり込んで逆に動きが取れない状態でした。そのメダカの表面をよく見ると白いものが少し付いていたのでもうダメなのかなあと思いました。水槽をきれいにする為に5日ほど餌を与えず、清掃のため水槽を撹拌し底に生息している虫などを餌にしていました。餌不足だったのかと思いメダカ用の餌を水槽に入れました。でも弱った、死にかけたメダカは餌を食べることが出来ず、底で動きません。私はもうダメだと諦めていました。

マイクロバブルを発生させれば、活発に動き出し、餌を食べるので、電源を入れました。しかし、弱ったメダカだけは元気がありませんでした。直ぐ横に餌が落ちて来ても食べることが出来ず、元気のいいメダカに餌を食べられていました。2,3分ほど見ていましたが変化もないので諦めの気持ちのまま、マイクロバブルを発生させた状態でその場を離れました。(水槽用の手作りの小さなマイクロバブル発生ノズルについては後日説明します)

約1時間後、60Lの水槽の底にいたメダカが、どこにもいません。別の場所に移動したのではないかと調べましたが見つかりません。30匹のメダカのほとんどが元気よく泳いでいでいました。数匹元気の無いメダカもいましたが、死にかけていたメダカかどうか分りませんでした。
死にかけたメダカがどうなったのか、分らない。見つからない。しかし、死んだメダカが居ないので死んでいないのは確かだと思う。

このような結論になるのであれば、マイクロバブルを発生させた状態で最後まで詳しく観察しておけばよかったと反省しています。
次にこのようなことがあればビデオ撮影をします。
マイクロバブルの生物活性化の力を信じつつ次の機会を待つことにします。

2009年5月22日金曜日

20.マイクロバブルと風呂(その6) ‐‐マイクロバブル濃度は季節で異なる


(有)OKエンジニアリングの松永です
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約2ヶ月ぶりにブログを書きます。この間、全自動じゅず球面加工専用機の最終調整をしていました。
さて今回は、マイクロバブルの濃さは季節によって違うことについて書きます。違いが分る写真を添付します。この写真は12月、4月、5月に撮影したものです。自宅のバスルームでフラッシュを使用したので、4月、5月は実際に見た濃さよりも、少し濃く見えます。12月はもともと濃いのでフラッシュの影響はあまり関係ないようです。真夏の写真があるといいんですがありません。今年は撮影します。
マイクロバブルの発生方法は、水道水を給湯器で温め直接マイクロバブル発生ノズルだけで発生させたものです。
12月9日に撮影した写真では、浴槽の底がかろ うじて見えるぐらいまでの濃さになっています。 この時は栓をある程度絞っていましたので、水圧は0.15~0.2MPaぐらいだと思います。 


4月27日に撮影した時は湯温41℃、水温17℃、栓は全開です。
この時の水圧は0.3MPa前後です。12月と比較すると非常にマイクロバブルの濃さが違います。

この違いは、水道水に溶けている気体の量によるものです。気温が高くなるなるにしたがって浄水場の水温も上昇し、水道水に溶込んでいる気体の量も少なくなります。理科で勉強したと思いますが。

5月21日に撮影した時は、湯温41℃、水温21度、栓は全開です。 4月より水温が約4℃高いこともあって、4月と比較すると微かに薄くなっています。
この状態で、浴槽に入るとこの状態よりも濃くなります。
毎日、風呂に入る場合は、個人差もあると思いますが、薄い濃さのマイクロバブルバスを 勧めます。