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2011年10月2日日曜日

79.マイクロバブルと工作機械(2)




    水溶性切削油の削減が可能か?


 (有)OKエンジニアリングの松永です。

クリックするとHPに飛びます。


私は専用工作機械が専門ですが、工作機械の切削、研削分野でマイクロバブルが使用されるとは想像もしていませんでした。3年前までは。

 今後、この方面でも広がればと期待しています。


 和歌山のある会社に行った時、私が工作機械、省力化機械だけではなく、マイクロバブル発生ノズルの研究・開発をしていることを話しました。すると応対した課長は、「以前に、売り込みにきたことがある。マイクロバブル水だけで切削できると言っていたが、機械が錆びたら困るので、少しだけ水溶性切削油を入れてテストしたことがある。」と話してくれた。ノズル開発の実験中に鉄は錆びるのを知っていたが、その時は「面白いこともあるものですね。」と率直な感想を述べた。

 
 今では水溶性切削油の添加量を減らせる可能性があるのではと思っている。根拠は、マイクロバブル発生ノズルでの撹拌と帯電により、エマルジョンが均一になるのではなかと考えるからです。

「少しだけ水溶性切削油を入れてテストした」判断は正しかったと思います。

 
 興味のある方は購入して試してください。

 結果について責任は持ちませんが、副産物も出てきそうです。
 
  切削性がいいとか。刃物が長持ちするとか。切削面がきれいになるとか。切削油の温度があまり上がらないとか。
構成刃先の生成を阻害する可能性もありそうです。マイクロバブルが破裂するときの衝撃を考えると期待できそうです。
マイクロバブルは放熱効果もありそうです。
研究する価値はありそうです

切削関係の研究者の皆さん、よろしくお願いします。
 また、マイクロバブルが機械にダメージを与えないかどうかを解明するのも課題です。

この分野でマイクロバブルの応用研究が広がることを期待しています。


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