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2009年7月2日木曜日

33.マイクロバブルと風呂(その7) ‐‐マジックでマイクロバブル?

  
(有)OKエンジニアリングの松永です
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マジックでマイクロバブル

混合栓は「マイクロバブル発生ノズル」        (有)OKエンジニアリング

 6月29日、Googleで「マイクロバブル」を検索すると、OKEのブログ「マクロバブル徒然なるままに: 6.ちょっと得した気分----水道はマイクロバブルの宝庫」がトップページに来ていました。6月10日から約3週間は4ページに掲載されていました。いつ順位を上げるか楽しみにしていました。クリック数が多かったのでしょうか。

今まで混合栓について書いたことを少し整理します。

1.マイクロバブルを発生させる方法―――皆さん試してください
普通の混合栓だけでマイクロバブルを発生させると皆さん驚きます。マジックでマイクロバブルを 発生させたかのようです。「タネも仕掛けもありません。」と言いたいのですが。実は混合栓の構造がマイクロバブルを発生させる機構を備えています。マイクロバブルを発生させる方法を教えます。
(1)お風呂場でマイクロバブルを発生させるのに何も要りません。混合栓があればマイクロ
バブルを発生できます。
(2)発生させるには「コツ」があります。バス、シャワーの給湯温度に調整しておきます。
お湯のほうが発生状況を見やすい。
(3)シャワーヘッドを外し風呂桶の中にホースの先端を入れます。(ヘッドは外さなくてもいいのですが 観察しにくい場合があります)
(4)栓もしくはレバーで、閉の状態からから少しずつ開いていき、混合栓から「シー」「ジー」もしくは「ガー」と何らかの音がしたらそこで止めます。混合栓の中を流れる水の音ではなく、「少し高い音」がします。これはキャビテーションの音です。
(5)しばらくすると風呂桶のお湯が薄っすらと白濁します。これがマイクロバブルです。桶に溜まった水が「マイクロバブル水」です。混合栓の種類によって多少発生の量は違うと思いますが、発生します。
(6)このことを確認したら開閉の調整で、より濃いマイクロバブルを発生させてください。
混合栓の「音」の変化、開閉栓の位置等で微調整してください。音の変化のほうが調整しやすいと思います。シャワーヘッドを外したほうが少し濃くなります。

2.混合栓のマイクロバブル発生原理    風呂場にあるお湯と水の混合栓は普通ゴムパッキンで水量を調節していますが、この構造がベンチュリー管の変形型に似ています。栓を全開にするとベンチュリー管の効果を出しませんが、ほんの少し開くと効果が現れます。ベンチュリー管の効果とはくびれの近くでキャビテーションと圧壊が起りマイクロバブルを発生することです。いろんな研究発表をみるとマイクロバブル径は、ピークが60ミクロン前後のようです。これで十分です。

3.白濁の濃さについて
水道水に溶け込んだ空気を混合栓内でキャビテーションを利用しマイクロバブルを発生させものです。
水道水を使うので季節によって濃さが異なります。夏は浄水場の水温も高く空気の溶解
量も少なくなります。空気の溶解量が少ないとマイクロバブルの濃さは薄くなります。
● 夏場は非常に薄いマイクロバブルです。
● 冬場は日によっては浴槽の底が見えないくらいに濃くなります。

4.注意事項
注意事項があります。キャビテーションは金属等を磨耗させる破壊力がありますので
1年以上毎日使用していると、混合栓の故障が起る可能性があります。1週間に1回
のペースであれば、問題は少ないと思います。

5.混合栓マイクロバブルの用途
(1)人用のバス、シャワー
(2)洗濯機に入れて洗剤を節約
   食器洗いに
(3)犬など動物用のバス、シャワー
    今、盛んに犬のバス、シャワーにマイクロバブルが使用されています。自宅で簡単
    に楽しめます。混合栓だけで。
(4)観賞用水槽の水
   水の場合は非常に薄いけれども効果はあると思います。
(5)観賞用植物の水やり
(6)その他

6.水道のシステムは超巨大な加圧溶解タンク――マイクロバブルの宝庫
『水道のシステムは超巨大な加圧溶解タンク』と考えることが出来ます。これは大きな社会的財産だと思います。全ての家庭で『ポンプ』も『加圧タンク』も無しでマイクロバブルを発生させることが出来る機能を備えています。これにマイクロバブル発生ノズルを加えると巨大なマイクロバブル発生システムを構築できます。
水道に感謝です。

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