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2009年9月19日土曜日

38.マイクロバブルと発生装置作り(その6)―水槽用MB発生装置の構成


 (有)OKエンジニアリングの松永です
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水槽でマイクロバブルを発生させる場合の要領    (有)OKエンジニアリング

1.マイクロバブルの発生装置の構成
(1)マイクロバブル発生ノズルについて

①「OKE-MB01FJ」のネジは「PF1/2 :4分のストレートガスネジ」です。吐出量は約7 L/min(水圧:
0.15MPa時)です。
一番簡単な方法は、シャワーホースを1本購入しポンプと接続します。ポンプの吐出口のサ イズが
PT1/2orPF1/2であれば、シャワーホースだけで接続できます。サイズが異なる場合は 接続できる
「接手」が必要です。
実験に使用するのであれば、圧力計を設置することをお勧めします。
②「OKE-MB01FJ」の取付けかた (シャワーホースを利用)
シャワーホースのシャワーヘッドを取付ける部分のメネジに発生ノズルのオネジをネジ込みま す。

(2)ポンプについて ① ポンプの圧力(全揚程)は0.2~0.3MPa(20~30m)、吐出量は20L/cm²~のものを推奨します。
圧力計は実 験の基礎データを取る場合に必要です。そうでなくても有ったほうが便利です。
② 実験として使用する場合は、ポンプの吐出側にボールバブルを入れ水圧を調節できるようにした
ほ う がいいと思います。マイクロバブルの発生の状態を変えることが出来ます。

(3)接続について
<接続の一例を下記に示します>
ポンプ――ホース――継手(タケノコ*PT1/2)――ボールバルブ(PF1/2)――ニップル(PT1/2) ――
ソケット(PF1/2)――ニップル(PT1/2)――異径チーズ(PF1/2*PF1/4)――ニップル(PF1/2)――
シャワ ーホース(PF1/2)――発生ノズル(PF1/2)。
(異径チーズPT1/4側)――ブッシング(PT1/4*PT1/8)――圧力計(PT1/8)。
(PTでもPFでもかまいません。 パイプバンド、シールテープも必要です。)

●ボールバルブの直後に異径チーズを入れてもいいのですが、ボールバルブ部の乱流で圧力が不正確に
なる場合がありますので影響を少なくする為にソケットとニップルを入れました。
●出来れば各部材は少し高くなりますが、SUS製をお勧めします。
●ポンプの吐出口がガスネジの場合、ソケット(異径ソケット)を使用し直接ボールバルブを接続してくださ
い。方向等に制約が有る場合は、エルボソケット等を使用してください。

2.マイクロバブル発生の要領
(1)エアーの自吸を完全に「0」にした時
 ① 気体の自吸量を0にすると非常に微細なマイクロバブルが発生します。
生物を飼う時、長時間マイクロバブルを発生させる場合は、僅かでもエアーを自吸させ たほうが
いいようです。5,10分なら問題はないと思います。
条件によっては、溶存酸素量が減少する可能性があります。
② 溶存酸素量を測定できるのであれば、自吸させずにマイクロバブルを発生した時溶存 酸素量を
各水圧で測定してください。面白い結果が出るかも知れません 。

(2)エアーを自吸させマイクロバブルを発生させる方法。
① ボールバルブを装着していましたら、圧力を0.5kg/cm² 位に落とし試してください。
々に圧を上げ各圧で自吸量とマイクロバブル、バブルがどのように変化するか調べてく ださい。
1.6kg/cm²ぐらいまで行い、一番よさそうなところに設定してください。気体も自吸 しているし、マイ
クロバブル径も非常に小さい状態にしてください。
0.1~0.2mm位の泡が多少含まれても、差し支えありません。マイクロバブルも含まれてい ます。
水槽内の溶存酸素量を増やす効果になります。生物の反応も考慮して、もっとも良 い条件を探して
くだ さい。試行錯誤するかも知れませんが。

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