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2009年2月19日木曜日

7.水道工事とマイクロバブル


(有)OKエンジニアリングの松永です
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この間水道に関するすることを書いてきましたので、水道で日常的にマイクロバブルを経験すること
について続けて書きます。
2月、3月になると色んな工事で道路に「○○○工事中」の看板が目に付きます。このような時、水道工事告知ビラが入ったら、「また、断水かよ」と怒らずに、「マイクロバブルを体験できるんだ」と喜んでください。マイクロバブルが発生する知らせだと思ってください。

昨年、私も経験しました。夕方、米をとごうと思い蛇口を捻ると真白な牛乳のような水が釜に溜まりました。水道工事のことをすっかり忘れていましたので、一瞬すごいヌカだなあと思いました。でも色が違う。真白。蛇口から真白な水が出ていました。数秒後「あっ!マイクロバブルだ」と叫んでしまいました。
直ぐに風呂場に行き、蛇口を捻ると「真白な牛乳色のお湯」が溜まりました。その間3分位ではなかったかと思います。意外と大きな水道工事だったのでしょう。今まで水道水が白濁するのは経験していますが、これがマイクロバブルだと意識したことがなかったので、この時ばかりは感動しました。

なぜ、水道工事をするとマイクロバブルが発生するのでしょうか。
前回「水道システムは超巨大な加圧溶解タンク」だと書きましたが、工事で水道管に空気が入り、その機能を発揮した結果です。水道の水圧は0.3MPa(3Kg/cm²)。水道管の空気が水道水に溶け込み、その局部的な水道水が蛇口の出口で大気圧に減圧されいっきに気泡化したものです。 (この時、蛇口のパッキン部での乱流でキャビテエーションも起きている可能性もあります。)
この場合、水道局のポンプの吐出水が直接蛇口から出る直結タイプでなければなりません。貯水タンクに一旦溜めて各部屋に給水するタイプでは経験することは出来ません。でも「うすい白濁」は体験できます。

我々が意識しない所で、ある条件下でマイクロバブルは発生しています。
私は上水道で発生させたマイクロバブルが下水道でバクテリヤの活性化を促す下水処理を行うシステムが出来れは「超巨大な下水処理システム」になると考えています。
私の提案。
このシステムを構築するためには国家の補助で各家庭にマイクロバブル発生装置を付けることが出来るような状態が必要です。
今すぐ全国的には難しいとすれば、水不足に悩んでいる地域にこのシステムを導入し、下水処理場で処理した水を上水道に、または貯水池に戻すシステムを構築してはどうでしょうか。
近い将来構築できることを願っています。

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