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2011年10月10日月曜日

81.伊豆の下田、下賀茂温泉を訪問(1)――イチゴと100L/min発生ノズル

  
  

    

 イチゴ栽培とマイクロバブル発生ノズル
 

 (有)OKエンジニアリングの松永です。
 クリックするとHPに飛びます。




 埼玉で9月17日、18日と全国商工交流会が開かれた。これに参加した後、伊豆に向かった。
 伊豆伊東には数回行ったことはあるが、それから先は行ったことない。

取材兼旅行、技術説明の件で下田の近くにある下賀茂温泉を訪れた。


 ここで20歳代の若い井原夫婦が今年から農業を始めている。国が認める農業従事者の資格も取り、国の援助もうけ、1,000坪の農地を借りている。

 50m×50mのハウス内でイチゴの栽培を始めた。その潅水には、当社の100L/minマイクロバブル発生ノズルを使用した自動潅水装置を使用している。「なぜ、うちのノズルを購入してくれたんですか」と聞くと、「業者さんから、OKエンジニアリングさんのノズルはいいですと薦められて買いました。」とのこと。その業者さんにお礼を言いたい。
今回の訪問はノズルが機能を十分に発揮していない問題を解決する為のもの。

 21日午後4時半頃、イチゴ栽培ハウスに入った。台風15号の影響で1日中小雨と曇りであった。換気はしていたがハウス内は少し蒸し暑かった。台風に感謝。晴れていたら「ハウス急性熱射病」になるところでした。
まず、イチゴハウスの広さに驚いた。2度イチゴ狩りに行ったことがあるが、幅10m位のハウスであった。

さっそく現状把握の為、井原さんから説明をうけた。 使用している自動潅水装置は、時間で吐出量を決め、ハウス全体に潅水用パイプ5系統で流しているとのこと。使用水は井戸水。 土壌の代わりにヤシがら繊維を細かく粉砕したものを使用している。
 まず、通常の自動運転で1系統ずつに潅水している時は、100L/minマイクロバブル発生ノズルのエアー自吸口を開放すると水が勢いよく吹き出した。
 ノズルから先の潅水用パイプの吐出量が100L/minより遥かに小さく、ノズル前後の差圧がほとんどないことが分かった。また、ノズル部周りの配管にも少し問題がある。短い距離1.5mの間に6か所90度に曲がっていて抵抗が増える配管になっていた。

次に吐出条件を変え、どのような解決策があるか調べることにした。

1.ノズル流入側の水圧は0.12MPaだった     
 ので、上がるとこまで上げてもらった。 
 0.16MPaまで上った。
変化はなかったが、水圧が0.16MPaまで上がることが分かったので安心した。
潅水部に近い水圧計は約0.14MPaであった。この圧が0.08MPa近くにならないとノズルはエアーを自吸しない,
2.次に手動で全系統を開けてもらった。
ノズルの自吸口から出る水の勢いははるかに落ちた。しかし、まだ15cmほどの高さで噴き出ていた。自吸しなかった。この時の水圧計は0.16MPaから0.13MPaを少し超えた位まで下がっていた。
事前に「定圧ポンプ」と聞いていたので少し疑問に思ったが、無視した。
自動潅水装置の仕様書ではこの時約150L/minの吐出量があるはずであったが、自吸口からの水の吹き出しから判断して実際の吐出量は80L/min前後と推測された。
この原因と考えられるのは、
①配管方法による圧力損失で潅水パイプの吐出量が少なくなっている。
②潅水パイプの吐出量が仕様書通りになっていない。
③前記二つが関係している。(ポンプの吐出量を少なく調節している可能性もある。  
 要チェック)

 
    予想通りの問題であった。マイクロバブル発生ノズル前後の差圧がほとんど無い。しかし、全5系統を同時に流して自吸口からの噴出が極端に少なくなったので、解決の目途はたった。




 これで、原因、現状は分かったので対策の検討に入った。

1案:同時に全系統に水を流し、各系統少し潅水の吐出量を増やすようにする。
   井戸が浅いので、水が不足する可能性があり難しいとのことであった。
   ブログを書きながらふと気が付いた。間欠にすればこの対策も可能。制御盤の中は見ていないが、シーケンサーを使用していると思うのでソフトの変更だけでいけるだろう。
   井原さんが言うように、ノズル部の配管の曲がりを少なくスッキリさせたほうがいいと思う。
  
    浅い地下水なので、意外と気体は溶けている可能性はある。
   5系統すべてを出せば、現状でもマイクロバブルは相当発生していると思う。
   しかし、念の為に少し自吸させたほうがいいと判断している。

2案:マイクロバブル発生ノズルの噴出側にバイパスを設け、井戸に水を返す。
  どの案も井戸の浅さに関係し、一長一短がある。
 対策の判断は、井原さん夫妻に任せました。井原さんの夫はIT関連の会社にいたとのことで理解が早かった。
 イチゴの収穫時期は12月。楽しみである。

                      関連記事:ブログ82、83、93を参照




次回は、別の潅水に使用しているOKE-MB01FJについて。




2010年3月25日木曜日

49.マイクロバブルと潅水(4)――農業センターで研修中の衣笠氏の話


(有)OKエンジニアリングの松永です
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わさび菜―――うまい野菜はアブラムシも好き?     


これも『ウィキペディア』で調べましたが有りませんので、中原採種場㈱の説明を転載します。
●ダイコン葉に似た大きな欠刻がある葉形で、葉面がちりめん状に縮む丸茎のからし菜。
●葉は大きくやわらかで、一種独特の辛みがあり、サラダ、漬物、お浸しなどに利用するが、特に肉料理との相性はいい。
●独特の形状と風味からレタス、パセリに代わる生食・装飾野菜としても好適する。


1)わさび菜                          



2)わさび菜



3)わさび菜       側根の生育が良い





 ピリッとした辛みがあり、形状も華やかなのでサラダの飾り、味のアクセントとして使います。また、サンドイッチに挟むのが私のお気に入りです。


  わさび菜についても日本ほうれん草、スイスチャードと同様に側根の生育が良いと思います。 それから、学校の先輩にほうれん草の葉の色が良い(緑が濃い方が良いと言うことになっています。)と褒められました。冬場のハウス栽培では、なかなか濃い緑に成らない様です。
 ここまでは、良い点ばかりをご報告しましたが、マイナス点も1つご報告しておきます。
 アブラムシが非常に繁殖しやすい事です。これは、これまでのご報告と表裏の関係になっていると思うのですが、窒素成分の吸収が良い為に、冬場の天気の悪い日にむやみに水をやっていると、光合成で消費できないほど窒素成分を吸収してしまい、これを目当てにアブラムシが繁殖してしまうのでは無いかと想像しています。
 反省点としては、天気の悪い日は当然のことながら水やりを控えめにしておく必要があったと感じています。
            衣笠


 私は衣笠さんのメールを読ませていただいて、農業の難しさが分りました。耕して、肥料をやって、タネをまき、水をやれば、野菜は出来ると単純に考えていました。に農技術の項目を見て、底が深いことを知りました。農業の土は作るものであることがやさしく詳しく説明してあります。
マイクロバブルはこれから農業に大いに利用されようとしています。マイクロバブル発生ノズルを研究・開発し、マイクロバブルを普及しようとしている者が、対象について無知ではダメですね。

 明日はセンターの紹介