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2009年2月17日火曜日

5.ステルスもどき発生のメカニズム

 タイトルを見ると難しそうですが、冬場には風呂で経験することです。

 前回、この現象を再現するには、①「ループ流式マイクロバブル発生ノズル:oke-MB01FJ」がキャビテーションを起こすか起こさないかの水圧に蛇口を調節しお湯を供給する。ノズルから「ゴー」と言う音が消える瞬間の状態に蛇口を固定する。②その状態で入浴できる状態までお湯を入れる。③浴槽に体を沈めると数秒後にお湯が「白濁」する。

 と書きましたが、マイクロバブル発生ノズルを使用しなくても起る現象なのです。

 冬、浴槽にお湯を入れ最初に入った人が経験することです。入ってしばらくすると白濁することがあります。これと全く同じ現象が私が名付けた「ステルスマイクロバブルもどき」です。白濁はマイクロバブルです。バブル径は少し大きいけど、マイクロバブルが「もどき」ではありません。ステルスが「もどき」なのです。ステルスではなく、何らかの刺激でマイクロバブルが突然発生するのです。
 この頃、「マイクロバブル」がブームになっていますが、このように日常の中にも条件があれば誕生し数分間存在しています。

 冬は温度が低いので水道水に沢山空気が溶け込んでいます。給湯器で40℃前後に暖めて浴槽に溜めるので、この時には飽和状態、それに近いか、過飽和の状態になっています。この時衝撃の少ない状態でお湯を入れると浴槽内のお湯は溶け込んだ気体を「泡」にするかどうかの瀬戸際の状態にあります。この状態でお湯に体を沈めるとそれが刺激となり、いっきに気泡化します。 

これは、加圧溶解法でマイクロバブルを発生させる原理です。

 この現象をノズルを使用して再現する為お湯を溜めていると、シャワーホース、ノズル、浴槽の底に数多くの泡が付きます。泡径は~2mmあります。それでも入浴するとマイクロバブルが発生します。

そういう意味で考えると「水道のシステムは超巨大な加圧溶解タンク」と考えることが出来ます。これは大きな社会的財産だと思います。全ての家庭で「ポンプ」も「加圧タンク」も無しでマイクロバブルを発生させることが出来る機能を備えている。これにマイクロバブル発生ノズルを加えると巨大なマイクロバブル発生システムを構築できます。このシステムを最大限に利用するようになると少しずつ失われた自然を回復できるのではないかと考えています。汚水処理場に行く前の工程である程度バクテリヤによって処理されるようなシステムが構築されるような気がします。

 次回は「6.ループ流式マイクロバブル発生ノズルの誕生」について書く予定にしていましたが。

  この前に「ちょっと得した気分――水道はマイクロバブルの宝庫」を書きたいと

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