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2009年2月13日金曜日

3.なぜステルスマイクロバブルになったのか


 結論から言うとマイクロバブルが田んぼの水に分散して非常に密度が薄くなり目で見ることが出来なくなっている状態です。マイクロバブルは消えたのではなく、存在しています。2007年5月5日(土)の日記に書いてあった。


 小さい容器であれば、凄く濃いのに、浴槽では薄くなる。なぜこの現象が起こるのか?
底面積に反比例するのだろうか。現実にはそうなっている。と言うことはマイクロバブルの寿命も関係     していることを意味する。
 例えば、吐出量:6L/min とし、マイクロバブルの発生量をX個/min,寿命:3minとする。
寿命の3minだけマイクロバブルを発生させると、吐出量は18Lになり、マイクロバブルの発生量は3Xと成る。分り易くする為にX=10,000個と仮定する。
 ①底面積:100×100=10,000(cm²)の風呂に、18Lお湯を入れると約1.8cmの高さになる。底面積あたりのマイクロバブルの個数は、3個/cm²となる。
 ②底面積が30×30=900cm²の容器に18Lお湯を入れると約20cmの高さになる。底面積あたりのマイクロバブルの個数は、33個/cm²となる。
マイクロバブルの密度の比は、1:11となる。②の容器は①風呂の11倍の濃さになる。
 田んぼに 3分間マイクロバブルを噴射した時広がる面積は、500×500=250,000(cm²)以上になる。影響面積のあたりのマイクロバブルの個数は、0.12個/cm²となる。マイクロバブルの径は数十ミクロンなので目で見ることは出来ない。(実際の発生個数は億の単位ですが) このノズルは噴射型なので拡散のスピードも速い。

     これで、田んぼでの実験で泡を認識できなかった理由が分かった。

次回は「4.ステルスマイクロバブルもどき」について書きます。

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