テフロン製:小型ノズルの特徴
特注1000mL/min
(有)OKエンジイアリングの松永です。
吐出量1000mL/minのテフロン製のマイクロバブル発生ノズルが完成しました。
納品までに(1)真空度、(2)エアーの自吸量、(3)マイクロバブルの発生状況を調べました。
今回も興味深いことがありました。 以下に述べます。
(1)真空度ーー95.5%
①ノズル撹拌部の真空度が非常に高い。水圧0.2MPaで真空度は94%になり、
0.3MPaでは95.5%になりました。
水圧 MPa | 真空度 -MPa |
0 | 0 |
0.05 | 0.027 |
0.1 | 0.048 |
0.15 | 0.071 |
0.2 | 0.094 |
0.25 | 0.095 |
0.3 | 0.0955 |
(2)エアーの自吸量ーーー吐出量の130%
①1000mL/minのノズルは自吸量の不連続がありませんでした。
OKE-MB01FJ、OKE-MB03FJ、OKE-MB04FJは前に書いた通り、0.15MPa
近傍で自吸量が不連続になっていました。なぜ、今回連続になったのか、今
後解明する必要があります。
②自吸量が非常に多い。
0.11MPa でエアーの自吸量が吐出量を超えている。
0.15MPa でエアーの自吸量が1.3L/minです。
特注1000mL/min自吸量 | ||
水圧MPa | 自吸量L/min | |
0.00 | 0.00 | |
0.05 | 0.60 | |
0.10 | 0.90 | |
0.15 | 1.30 | |
0.20 | 1.40 | |
0.25 | 1.50 | |
0.30 | 1.60 |
(3)マイクロバブルの発生状況
①ジャグジー状態でも、マイクロバブルが発生します。
ジャグジー状態で運転していて、薄らと濁っているようだったので、透明グラ
スに水を汲んで蛍光灯にかざすと、目視で確認できました。非常に細かいマ
イクロバブルです。
30μ以下に見えました。色々と応用がありそうです。
1000mL/minのノズルはジャグジー状態の泡も比較的小さいので、マイク
ロバブルが発生しやすいのかもしれません。
真水でのジャグジー状態ではマイクロバブルはほとんど発生しないと思っ
ていました。
この時の水圧は約0.29MPaでした。
翌日、0.15MPaで発生するかテストしました。目視でマイクロバブルを確認
できました。
②マイクロバブル発生状況をビデオ撮影しましたので見てください。
0 件のコメント:
コメントを投稿