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2009年2月18日水曜日

6.ちょっと得した気分――水道はマイクロバブルの宝庫

  
(有)OKエンジニアリングの松永です
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 無料で「マイクロバブルバス」に入ることが出来る「裏技」


 お得な気分とは何でしょうか。
前回、「・・・・『水道のシステムは超巨大な加圧溶解タンク』と考えることが出来ます。これは大きな社会的財産だと思います。全ての家庭で『ポンプ』も『加圧タンク』も無しでマイクロバブルを発生させることが出来る機能を備えている。これにマイクロバブル発生ノズルを加えると巨大なマイクロバブル発生システムを構築できます。」と書きました。

 実は「マイクロバブル発生ノズル」を使用しないで「マイクロバブルバス」に入ることが出来る「裏技」があります。本当は「裏技」ではなく「コツ」です。

 マイクロバブル発生ノズルを販売している本人が言うのですから間違いありません。今日、これを書く前にマイクロバブルが発生することを再確認しました。

 このことを書くかどうか少し迷いましたが、マイクロバブル発生ノズルを研究開発する者として公にしたほうがマイクロバブルの普及につながると思い書くことにしました。

 風呂場にあるお湯と水の混合ガランの栓は普通ゴムパッキンで水量を調節していますが、この構造がベンチュリー管の変形型に似ています。栓を全開にするとベンチュリー管の効果を出しませんが、ほんの少し開くと効果が現れます。ベンチュリー管の効果とはくびれの近くでキャビテーションが起りマイクロバブルを発生することです。いろんな研究発表をみるとマイクロバブル径は、ピークが60ミクロン前後のようです。これで十分です。
 シャワーヘッドをホースから外します。
② ホースを浴槽に入れます。

➂ 栓を少し開きます。 
 キャビテーションが起ると混合栓の所から「シー」「ジー」と小さい音を発します。これでマイクロバブルを発生しています。密度を上げるためには「ジー」と鳴る音が少し高くなったかなあーと思われる位がいいと思います。ガランの種類によって条件が違うと思いますが、試行錯誤して濃くしてみてください。ノズルを使った時より少し薄いくらいになります。

 注意事項があります。キャビテーションは金属等を磨耗させる破壊力がありますので1年以上使用していると、ガランの故障が起る可能性があります。1週間に1回のペースであれば、問題は少ないと思います。

 ぜひ、「マイクロバブルバス」を楽しんでください。

このブログも見てください。
37.マイクロバブルと日本混相流学会講演会(その1)――MB発生ノズルを忘れた
http://oke-matrix-mb.blogspot.jp/2009/09/37mb.html





2 件のコメント:

  1. この現象、私も気付いていました。
    つまり、水槽内のポンプ循環でも水道圧と同程度なら水道の蛇口を利用して同じマイクロ(ナノ)バブル現象が起きるって事になりますね。
    この時に出る泡は滞留時間が結構長いのでかなり微細な泡だと思われます。
    同様の構造は、塩ビの異形管を二つ逆向きに接合すればできますね。

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  2. 水澄まし さん

    塩ビの異形管を二つ逆向きに接合すればできます。

    マイクロバブルを発生させることができます。
    激しい乱流が発生する機構のものであればマイクロバブルは発生します。

    以下、私が書いた資料を引用しておきます。

    2.5 ループ流式マイクロバブル発生ノズルの構造について
      一般的に管の断面積が急拡大する場合,拡大管のコーナーで渦が発生する.この渦は全周においてループ流を形成している.このループ流を利用したのがループ流式マイクロバブル発生ノズルである.
    このループ流を最大限に利用する為に,ループ流の流れに沿って全周から気体を供給するような機構にしてある.
    このことが発生効率を上げ,様々な効果を発揮している.
     Fig.1はループ流式マイクロバブル発生ノズルの概略である.特に吐出側が解放の場合には、吐出側からループ流に合流する水が多く流入し, 吐出量以上の水流がある.

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